本問は、「医薬品」の「眼科用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼 薬、アレルギー用点眼薬、緑内障用点眼薬に大別される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「緑内障用点眼薬」のところです。
手引きには…、
「一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、 アレルギー用点眼薬に大別される」
…とあります。
「緑内障用点眼薬」は、名称に「緑内障」という病名があることからも、一般用医薬品では、対処できないと判断できますね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも少ないため、副作用を抑えて、より高い効果を得るには、薬液が結膜嚢 内に行き渡るよう一度に数滴点眼することが効果的とされる。」ですが、誤った記述です。
前半・後半ともに、間違っています。
まずもって、「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも少ない」が誤った記述です。
手引きには…、
「1滴の薬液の量は約50μL であるのに対して、結膜嚢 の容積は30μL 程度とされてお り」
…とあります。
よって、「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも多い」となります。
次に、「より高い効果を得るには、薬液が結膜嚢 内に行き渡るよう一度に数滴点眼することが効果的とされる」も、間違っています。
手引きには…、
「一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ薬液が鼻腔 内へ流れ込み、鼻 粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。」
…とあります。
定番論点なので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「洗眼薬は、目の洗浄や眼病予防に用いられるものであり、抗炎症成分や抗ヒスタミン成分 が配合されているものはない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「抗炎症成分や抗ヒスタミン成分 が配合されているものはない」のところです。
アレレとなる選択肢です。
手引きには…、
「洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、 埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもの で、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。」
…とあります。
おもくそ抗炎症成分と抗ヒスタミン成分が配合されています。
こういうところまで出るようになったので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない点眼薬では、ソフトコンタクトレンズ装着時 にも使用できるものがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「通常、ソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物、 パラオキシ安息香酸ナトリウム等)などの配合成分がレンズに吸着されて、角膜に障害を引 き起こす原因となるおそれがあるため、」
「装着したままの点眼は避けることとされている製品 が多い。」
「ただし、1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない製品では、ソフトコンタクト レンズ装着時にも使用できるものがある。」
…とあります。
なぜか、全国的に当該コンタクトの記述が出るので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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