本問は、「基本知識」の「医薬品のリスク評価」の出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品の少量の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「少量 の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合もある。また、少量の医薬品の投与で も発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じる場合もある」
…とあります。
医薬品は、少量でも危険なので、登録販売者等が扱うわけですね。
不安な人は、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ヒ ト を 対 象 と し た 臨 床 試 験 の 実 施 の 基 準 と し て 、 国 際 的 に Good Laboratory Practice(GLP)が制定されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「 Good Laboratory Practice(GLP)」のところです。
正しくは、「 Good Clinical Practice (GCP)」です。
ヒトの場合なので、クリニックの「 Good Clinical Practice (GCP)」ですね。
選択肢の「Good Laboratory Practice(GLP)」は、非臨床 試験の基準です。
「「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP 」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品の投与量と効果の関係は、薬物用量の増加に伴い、効果の発現が検出され ない「無作用量」から、最小有効量を経て「治療量」に至る。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「効果の発現が検出されない「無作用量」から、最小有効量を経て「治療量」に 至る。治療量上限を超えると、やがて効果よりも有害反応が強く発現する「中毒量」となり、「最 小致死量」を経て、「致死量」に至る」
…とあります。
無作用量・最小有効量・治療量の“順番”がよく問われます。
「医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ 無作用量・最小有効量・治療量・中毒量・最小致死量・致死量 」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「医 薬 品 の 製 造 販 売 後 の 調 査 及 び 試 験 の 実 施 の 基 準 と し て 、 Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「Good Vigilance Practice(GVP)」のところです。
正しくは、「 Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」です。
「製 造 販 売 後 の 調 査 及 び 試 験」なんで、「 Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」ですね。
選択肢の言う「Good Vigilance Practice(GVP)」は、製造販売後安全管理の基準です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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