登録販売者 茨城県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第26問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「アレルギー(過敏反応)」についての出題です。定番の論点ばかりです。難しいところはありません。

茨城県 第26問‐アレルギー(過敏反応)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アレルギー症状である血管性浮腫は、皮膚の下の毛細血管が拡張して、その部分 に局所的な腫れを生じるもので、蕁 麻疹 と異なり、痒 みを生じることは少ない。」ですが、正しい記述です。

 正しい記述です。

 注記からの出題で、「皮膚の下の毛細血管が拡張して、その部分に局所的な腫れを生じるもので、蕁 麻疹 と異なり、痒 みを生じることは少ない。 全身で起こり得るが、特に目や口の周り、手足などで起こる場合が多い」となっています。

 当該「血管性浮腫」は、他県でも出題実績のある注記なので、押えておきましょう。痒みは少ないですよ!

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る添加物としては、黄 色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウ ム等)等が知られている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 設問の添加物(黄 色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウ ム等))ですが、ガチ暗記は、無用ですが、何が添加物に該当するのかは、押えておきましょう。択一で出たときがあります。

 なお、カゼインについては、「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ 」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「普段は医薬品でアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力 が低下している状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがある 」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下し ている状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生 じることがある。」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、疲れていると、サバアレルギー(青魚アレルギー)が出るのが有名ですね。

選択肢d

 選択肢dの「アレルギーには遺伝的な要素はなく、近い親族にアレルギー体質の人がいても、 注意する必要はない」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「遺伝的な要素はなく、近い親族にアレルギー体質の人がいても、 注意する必要はない」のところです。

 手引きには…、

 「アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、アレルギーを起こし やすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である」

 …とあります。

 テキストを読んでたら、即答ですよね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 配偶者がアレルゲンのときもありますね。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 21問:医薬品の本質

 22問:医薬品のリスク評価

 23問:健康食品

 24問:セルフメディケーション

 25問:医薬品の薬理作用及び副作用

 26問:アレルギー(過敏反応)

 27問:医薬品の不適正な使用

 28問:医薬品の相互作用

 29問:医薬品と食品の相互作用

 30問:小児等の医薬品の使用

 31問:高齢者の医薬品の使用

 32問:妊婦等の医薬品の使用

 33問:医療機関で治療を受けている人

 34問:医薬品の品質

 35問:適切な医薬品選択と受診勧奨

 36問:販売時のコミュニケーション

 37問:スモン及びスモン訴訟

 38問:HIV訴訟

 39問:C型肝炎訴訟

 40問:薬害訴訟と体制整備

令和7年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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