登録販売者 茨城県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第31問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「高齢者の医薬品の使用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

茨城県 第31問‐高齢者の医薬品の使用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいため、年齢からどの程度副 作用を生じるリスクが増大しているかを判断できる。」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違ってますね。

 手引きには…、

 「高 齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから一概に どの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい」

 …とあります。

 テキストを精読していれば、即答ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の副作用で口渇を生じた場合、誤嚥 (食べ物等が誤って気管に入り込むこ と)を誘発しやすくなるので注意が必要である。」ですが、正しい記述です。

 高齢者と言えば、「誤嚥」ですね。

 一般常識的なものとしても、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用に よって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなることはない」ですが、誤った記述です。

 んなーこたないです。

 「医薬品」や「適正使用」で、「高齢者」の禁忌があったことを思い出してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「高齢者は、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすい傾向があり、家族や周囲 の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮 が重要である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 21問:医薬品の本質

 22問:医薬品のリスク評価

 23問:健康食品

 24問:セルフメディケーション

 25問:医薬品の薬理作用及び副作用

 26問:アレルギー(過敏反応)

 27問:医薬品の不適正な使用

 28問:医薬品の相互作用

 29問:医薬品と食品の相互作用

 30問:小児等の医薬品の使用

 31問:高齢者の医薬品の使用

 32問:妊婦等の医薬品の使用

 33問:医療機関で治療を受けている人

 34問:医薬品の品質

 35問:適切な医薬品選択と受診勧奨

 36問:販売時のコミュニケーション

 37問:スモン及びスモン訴訟

 38問:HIV訴訟

 39問:C型肝炎訴訟

 40問:薬害訴訟と体制整備

令和7年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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