令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「医薬品の体内での働き」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結 合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
小難しいですが、基本的に、テキストそのまんまが出ます。精読しておきましょう。
参考:薬の体内での働き その1
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「医薬品の血中濃度は、ある時点でピークに達し、その後は代謝・排泄 の速度が吸収・分布の 速度を上回るため、低下していく。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
不安な人は、テキストで確認しておきましょう。
参考:薬の体内での働き その2
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「最高血中濃度」のところです。
正しくは、「最小有効濃度(閾値)」です。
手引きには…、
「医薬品が摂取された後、成分が吸収されるにつれてその血中濃度は上昇し、ある最小有効濃度(閾 値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。」
「血中濃度はある時点でピーク(最 高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄 の速度が吸収・分布の速度を 上回るためである。やがて、血中濃度が最小有効濃度を下回ると、薬効は消失する。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効 は得られなくなり、副作用や毒性も現れにくくなる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「副作用や毒性も現れにくくなる」のところです。
正しくは、「有害な作用(副作用や毒性)は現れやすくなる」です。
つーか、「副作用や毒性も現れにくくなる」のなら、ドンドコ大量に薬を飲めばいいことになってしまいますよ。んなーこたないですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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