令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「腎臓及び副腎」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。」
「 糸球体の外側を袋状のボウマン嚢 が包み込んでおり、これを腎小体という。」
「ボウマン嚢 から 1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成し ている」
…とあります。
腎臓は、ガチの定番論点です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾 過される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「尿細管」のところです。
正しくは、「腎小体」です。
手引きには…、
「腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾 過され、 原尿として尿細管へ入る。そのほか、血球やタンパク質以外の血漿 成分も、腎小体で濾 過さ れる。」
…となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、尿細管は、「尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や 電解質が再吸収される。その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、電解質とともに最終的 に尿となる」
…とあります。
選択肢cの「腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを 分泌する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「このほか腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホ ルモンを分泌する。」
「また、食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で 活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。」ですが、誤った記述です。
ド定番論点です。
間違っているのは、「副腎皮質」のところです。
正しくは、「副腎髄質」です。
「副腎皮質」と言えば、あのガチ論点のアルドステロンですよねー。
手引きには…、
「副腎皮質では、副腎皮質ホルモンが産生・分泌される。」
「副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄 を促す作用があり、電解質と水 分の排出調節の役割を担っている」
…とあります。
んで、「副腎髄質」ですが、「自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレ ナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される」です。
何回も読んでおきましょう。今も昔も、ガチで出ますねーーー。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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