令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「全身的に現れる医薬品の副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。」
「 原因物質によって発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁 麻疹 等のアレ ルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。」
…とあります。
これまでで、いうほど出なかったのがショック(アナフィラキシー)です。ずっと、 TENとかSJSばかり出てたんですよ。
今後は、ショック(アナフィラキシー)も、同程度くらいに出そうなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は限られており、発症を 予測しやすい。」ですが、誤った記述です。
カンタンですね。
全体的に間違ってますね。
正しい記述は、「発症機序の詳細は不 明であり、また、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難で ある。」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きるこ とがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初 めて発症する場合もある。また、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起き ることがある。」
…とあります。
これ意外のところも出まくっています。ガチで精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「医薬品の使用が原因で血液中の白血球が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱 くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み等の症状を呈することがある」ですが、正しい記述です。
「5)病気等に対する抵抗力の低下等」からの出題ですね。
手引きには…、
「医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵 抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦 怠感等の症状を呈することがある。」
「 進行すると重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもある。」
…とあります。
あんまり出ない副作用でしたが、本問のように、正面から問われるようになっています。
本当に、副作用はすべて出るので、ガチで精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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