登録販売者 福島県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)午後第14問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「肝機能障害」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

福島県 午後第14問‐肝機能障害

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。」

 …となっています。

 何気に何故だか不思議によく出る記述なので、押えておきましょう。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明すること が多い。」ですが、正しい記述です。

 消化性潰瘍も、自覚症状が乏しいです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「黄疸 は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 全体的に違いますね。

 正しい記述は、「胆汁中へ排出されず血液中に滞留す ることにより生じる」です。

 血液にビリルビンが入っているから、黄色く見えるんですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、おしっこも黄色くなることがあります。

選択肢d

 選択肢dの「原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に 至ることがある。」ですが、正しい記述です。

 「肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。」

 「漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。」

 …となっています。

 そらそーでしょという感じの選択肢です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 午後1問:口腔

 午後2問:肝臓

 午後3問:呼吸器系

 午後4問:血液

 午後5問:腎臓及び副腎

 午後6問:目

 午後7問:鼻

 午後8問:外皮系

 午後9問:代謝と排泄

 午後10問:医薬品の体内での働き

 午後11問:内服薬の剤形

 午後12問:外用薬の剤形

 午後13問:全身的に現れる医薬品の副作用

 午後14問:肝機能障害

 午後15問:偽アルドステロン症

 午後16問:精神神経系の副作用

 午後17問:消化器系の副作用

 午後18問:呼吸器系の副作用

 午後19問:循環器系及び泌尿器系の副作用

 午後20問:皮膚に現れる副作用

令和7年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

みんなとシェアする