登録販売者 福島県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)午後第19問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「循環器系及び泌尿器系の副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

福島県 午後第19問‐循環器系及び泌尿器系の副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「 うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、 肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。」ですが、正しい記述です。

 「うっ血性心不全」の正しい記述です。解説のしようがありません。

 参考:循環器系副作用(a)うっ血性心不全、不整脈

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態で、めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労感)、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等の症状が現れる。」

 …とあります。

 先のうっ血性心不全とは整理して押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「腎障害では、浮腫、倦 怠感、尿が濁る・血尿等の症状が現れることがある。」ですが、正しい記述です。

 「腎障害」の正しい記述です。

 あんまり出ない副作用ですが、出るようになっています。テキストで確認しておきましょう。

 全文参考:泌尿器系副作用(a)腎障害

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「医薬品を使用して生じる尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知ら れている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知ら れている。」のところです。

 正しくは、「前立腺肥大等の基礎疾患が ない人でも現れることが知られている」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「女性においても報告されている」ので、これも、押えておきましょう。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 午後1問:口腔

 午後2問:肝臓

 午後3問:呼吸器系

 午後4問:血液

 午後5問:腎臓及び副腎

 午後6問:目

 午後7問:鼻

 午後8問:外皮系

 午後9問:代謝と排泄

 午後10問:医薬品の体内での働き

 午後11問:内服薬の剤形

 午後12問:外用薬の剤形

 午後13問:全身的に現れる医薬品の副作用

 午後14問:肝機能障害

 午後15問:偽アルドステロン症

 午後16問:精神神経系の副作用

 午後17問:消化器系の副作用

 午後18問:呼吸器系の副作用

 午後19問:循環器系及び泌尿器系の副作用

 午後20問:皮膚に現れる副作用

令和7年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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