令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「外皮系」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「皮膚と皮膚腺、角質の総称である。」ですが、正しい記述です。
外皮系の正しい定義です。
手引きには、「身体を覆う皮膚と、汗腺、皮脂腺、乳腺等の皮膚腺、爪や毛等の角質を総称して外皮系という。」とあります。
試験に出た定義は、押えておきましょう。過去問に出たことは、甘く見てはいけないのです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。」
「メラニン色素は、表皮の 最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚 組織を防護する役割がある。」
「メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝 されると、皮膚組織が 損傷を受け、炎症を生じて発熱や水疱 、痛み等の症状が起きる。また、メラノサイトが活性化さ れてメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する」
…とあります。
メラニン、何気によく出ます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮 膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
こういう記述も出るようになっています。遺漏なくテキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である」ですが、誤った記述です。
定番論点ですね。
間違っているのは、「エクリン腺は体臭腺である」のところです。
体臭腺は、アポクリン腺です。
手引きには…、
「汗腺には、腋 窩 (わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらな ど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。」
…とあります。
「アポクリン腺・エクリン腺(外皮系)」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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