登録販売者:呼吸器官に作用する薬 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬) 代表的な配合成分、主な副作用

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第2章「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の「代表的な配合成分、主な副作用」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。

インデックス

  1. 手引き抜粋‐代表的な配合成分、主な副作用
  2. コメント・ポイント
  3. 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の配合成分
  4. 生薬成分
  5. 漢方処方製剤
  6. 成分以外へのリンク

手引き抜粋‐代表的な配合成分、主な副作用

 「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の「代表的な配合成分、主な副作用」の手引きの前文は、以下のように…、

 「一般用医薬品の口腔咽喉薬や含嗽薬には、咽頭部の炎症を和らげる成分、殺菌消毒成分等を組み合わせて配合されている。」

 「なお、有効成分が生薬成分、グリチルリチン酸二カリウム、セチルピリジニウム塩化物等のみからなる製品で、」

 「効能・効果が「痰、喉の炎症による声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れ、口腔内や喉の殺菌・消毒・洗浄又は口臭の除去」の範囲に限られるものについては、医薬部外品として扱われている。」

 …なっています。

コメント・ポイント

 近年では、「医薬品・医薬部外品の別」がよく問われています。

 ガチ暗記は無用ですが…、

 「有効成分が生薬成分、グリチルリチン酸二カリウム、セチルピリジニウム塩化物等のみからなる製品で、」

 「効能・効果が「痰、喉の炎症による声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れ、口腔内や喉の殺菌・消毒・洗浄又は口臭の除去」の範囲に限られるものについては、医薬部外品として扱われている。」

 …のところは、チェックしておいてください。

 例題を挙げると、「有効成分が生薬成分のみからなる製品で、「痰、喉の炎症による声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れ、口腔内や喉の殺菌・消毒・洗浄又は口臭の除去」のものは、“医薬品”として扱われている」とかです。「×」です。

 限定された成分で限定された効能のものは、「医薬部外品」です。

 ガチ暗記は無用ですが、「のみからなる」と「限られる」ところに注意して、何度も読み直しておいてください。

口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の配合成分

 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の配合成分は、以下のとおりです。

抗炎症成分

 リゾチーム塩酸塩

 トラネキサム酸

 グリチルリチン酸二カリウム

 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)

殺菌消毒成分

 セチルピリジニウム塩化物

 デカリニウム塩化物

 ベンゼトニウム塩化物

 ポビドンヨード

 ヨウ化カリウム

 ヨウ素

 クロルヘキシジングルコン酸塩

 クロルヘキシジン塩酸塩

 チモール

局所保護成分

 グリセリン

抗ヒスタミン成分

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の生薬成分

 「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の生薬成分は、以下の通りです。

ラタニア

ミルラ

ハッカ

ウイキョウ

チョウジ

ユーカリ

口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の漢方処方製剤

 「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の漢方処方製剤の前文には…、

 「主として喉の痛み等を鎮めることを目的とし、咳や痰に対する効果を標榜しない漢方処方製剤として、」

 「桔梗湯、駆風解毒散、駆風解毒湯、白虎加人参湯丸、響声破笛丸などがある。」

 「これらはいずれも構成生薬としてカンゾウを含む。」

 …となっています。

 まずもって、チェックすべきなのが、「咳や痰に対する効果を標榜しない漢方処方製剤として」のところです。

 何気ない記述ですが、出題実績あります。「福岡県 H30 第68問」です。

 そして、今後の出題に備えて、「標榜しない」のところに、注意してください。「“咳や痰に対する効果を標榜する”漢方処方製剤」ではないですよ!

 次に、「カンゾウ」の太線部分が問われることもありますが、余裕がないなら、パスでいいです。

 では、「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の漢方処方製剤は、以下の通りです。

桔梗湯

駆風解毒散

駆風解毒湯

白虎加人参湯丸

響声破笛丸

成分以外へのリンク

インデックス

総論・前文

代表的な配合成分、主な副作用

相互作用

受診勧奨等

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする