ベンゼトニウム塩化物‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ベンゼトニウム塩化物は、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「殺菌消毒成分

 「口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として、」

 「セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩、チモール等が用いられる。」

 …と、相なります。

補足

 当該ベンゼトニウム塩化物ですが、Ⅷ(鼻に用いる薬)への準用規定があります。

 「鼻に用いる薬:ベンゼトニウム塩化物」も、余裕があれば、見ておいてください。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ベンゼトニウム塩化物」は、「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。

 市販薬には、「【第3類医薬品】ルルのどスプレー 25mL 」などがあります。

 当該成分は、風邪薬や鼻炎薬等の方が多いです。口腔咽喉薬では、あまり出題がないです。

 優先順位は「ふつう」です。

過去問○×問題

 ベンゼトニウム塩化物は…、

 ① ベンゼトニウム塩化物は、抗炎症成分として、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ベンゼトニウム塩化物は、抗炎症成分として、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる」ですが、誤った記述です。

 当該ベンゼトニウム塩化物は、「殺菌消毒成分」です。

 問題文の説明は、「抗炎症成分」のものです。「トラネキサム酸」などが該当します。

 よって、①は、「×」となります。

試験ポイント

 ベンゼトニウム塩化物の「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。

 当該ベンゼトニウム塩化物は、「殺菌消毒成分」です。

 殺菌消毒成分は、口腔内や喉に付着した細菌などの微生物を死滅させたり、その繁殖を抑えたりするために配合されます

 言うほど凝った問題は出ないので、テキストをざっくり読んでおけば、大丈夫でしょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第3類医薬品】ルルのどスプレー 25mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


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 チモール

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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