登録販売者の「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の「漢方処方製剤」の「喉の痛み」に登場する「駆風解毒湯(くふうげどくとう)」の対策ページ。本ページでは、当該漢方処方製剤のポイントをまとめたり、「○×問題」を出したり、過去問を紹介したりしています。
「駆風解毒湯(くふうげどくとう)」ですが、試験対策には、「駆風解毒散」を、押えておけばいいでしょう。
というのも、「剤形」が違うだけで、内容的には、ほぼ同じだからです。
駆風解毒散の「散」は、「散薬」で、言わば、「粉薬」です。
そして、駆風解毒湯の「湯」は、「煎じ薬」です。
「煎じ薬」は、薬缶などで煮出すわけですが、昨今では、メーカー側で「エキス化」して、「顆粒状」になったものが主流となっています。
こんな次第で、駆風解毒散と駆風解毒湯は、ほとんど差がなくなって来ているので、以下に述べる固有事項以外は、どっちか片一方を、押えておけばいいでしょう。
先述したように、「駆風解毒湯」は、剤形が違うだけで、「駆風解毒散」とほぼ同内容です。
しかし、「1つ」だけ、固有事項があり、しかも、試験に出しやすいので、それだけ、押えてしまってください。
その固有事項とは…、
『駆風解毒湯のトローチ剤もある。』
…です。
これだけは、「駆風解毒湯」のみの記述です。
出題者からすると、とても問題にし易いので、「駆風解毒湯…トローチ剤もある」だけは、意識して、押えておきましょう。
以下に、「駆風解毒散」とほぼ同内容ですが、手引きを抜粋しておきます。
「駆風解毒湯」の過去問ですが、「駆風解毒散」の方にまとめています。
そっちの方を参考にしてください。
『駆風解毒湯』
『体力に関わらず使用でき、喉が腫れて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされる。』
『しかし、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。』
『水又はぬるま湯に溶かしてうがいしながら少しずつゆっくり服用するのを特徴とする。』
『駆風解毒湯のトローチ剤もある。』
『いずれも短期間の使用に限られるものでないが、5~6回服用しても症状の改善がみられない場合には、扁桃炎や扁桃周囲炎から細菌等の二次感染を生じている可能性もあるので(特に、高熱を伴う場合)、漫然と使用を継続せずにいったん使用を中止して、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。』
『構成生薬としてカンゾウを含む。』
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