ポビドンヨード‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ポビドンヨードは、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

傾向と優先順位

 ご存じのように、「ポビドンヨード」は、「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。

 市販薬には、「【第3類医薬品】明治のどフレッシュ 50mL 」などがあります。

 なお、本試験では、よく顔を出します。

 「適正使用」の「使用(服用)しない」の論点があります。

 他の薬(公衆衛生用薬など)でも出題率が高いので、優先順位は、「高い」です。

過去問○×問題

 ポビドンヨードは…、

 ① ポビドンヨード --- 殺菌消毒成分。

 ② ポビドンヨードが配合されたものは、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。

 …といった感じで出題されます。

 テキストの基本事項を押さえておけば、おおむね解ける問題です。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

例題解説①

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ポビドンヨード --- 殺菌消毒成分」ですが、定番の「成分名‐名称」の問題です。

 ご存じのように、ポビドンヨードは、「殺菌消毒成分」です。

 基本中の基本であり、そして、最も問われるところです。キッチリと押えておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

例題解説②

 ②の「ポビドンヨードが配合されたものは、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある」ですが、正しい記述です。

 ポビドンヨードは、ヨウ素系殺菌消毒成分であり、当該ヨウ素は、まれに重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)が生じます。

 よって、②は、「○」となります。

 最近では、当該「ショック(アナフィラキシー)」の論点がしばしば問われています。

 該当する成分を、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。

試験ポイント

 ポビドンヨードの「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。

 殺菌消毒成分は、口腔内や喉に付着した細菌などの微生物を死滅させたり、その繁殖を抑えたりするために配合されます。

 当該ポビドンヨードのようなヨウ素系の殺菌消毒成分は、まれに、ショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用が生じます。

 ヨウ素が乳汁中に移行するため、乳児に甲状腺機能障害の起きる可能性があります。

 妊娠中に使用すると、ヨウ素が胎児に移行するため、胎児に甲状腺機能障害が生じるおそれがあります。

 ポビドンヨードが配合されたうがい薬の使用により、『』を含有する歯科材料が変色することがあります。

 登録販売者も、年々「難化」しており、これらも出題されるようになっているので、押さえておきましょう。

「適正使用」対策

 「ポビドンヨード」ですが、「使用(服用)しない」論点があります。

 本剤を使用して、「アレルギー症状を起こしたことがある人」は…、

 「ショック(アナフィラキシー)皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)等の重篤なアレルギー性の副作用を生じる危険性が高まるため」…、

 「使用(服用)しない」となっています。

 出題可能性があるので、押さえておくべきです。

 参考:適正使用対策‐使用(服用)しない:アレルギー症状

 なお、「相談すること」として…、

 ヨウ素の体内摂取が増える可能性があるので、「甲状腺疾患」の診断を受けた人は、使用前に医師などに「相談」します。

 …があります。

 余裕があれば、「相談」の方まで、押えておきましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第3類医薬品】明治のどフレッシュ 50mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


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 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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