グリセリンは、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「局所保護成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「局所保護成分」
「喉の粘膜を刺激から保護する成分として、グリセリンが配合されている場合がある。」
「日本薬局方収載の複方ヨード・グリセリンは、グリセリンにヨウ化カリウム、ヨウ素、ハッカ水、液状フェノール等を加えたもので、喉の患部に塗布して殺菌・消毒に用いられる。」
…と、相なります。
ご存じのように、「グリセリン」は、「口腔咽喉薬」の「局所保護成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】複方ヨード・グリセリン 50mL 」などがあります。
出題は、あまりありませんが、「千葉県 R5 第71問」や「東京都 R3 第71問」のように、効能が問われたケースがあります。
優先順位は、「ふつう」です。
グリセリンは…、
① グリセリン -------- 殺菌消毒成分。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「グリセリン -------- 殺菌消毒成分」ですが、誤った記述です。
口腔咽喉薬の「グリセリン」は、「局所保護成分」です。
当該「局所保護成分」の効能は、「喉の粘膜を刺激から保護する成分」です。
よって、①は、「×」となります。
グリセリンの「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
先述したように、当該成分は、あまり問われませんが、出題されることがあります。
先に挙げた過去問のように、成分名の「局所保護成分」と、効能の「喉の粘膜を刺激から保護する成分」は、押えておきましょう。
なお、先の手引きには、日本薬局方の記述があります。再掲すると…、
「日本薬局方収載の複方ヨード・グリセリンは、グリセリンにヨウ化カリウム、ヨウ素、ハッカ水、液状フェノール等を加えたもので、喉の患部に塗布して殺菌・消毒に用いられる。」
…です。
当該日本薬局方が、「静岡県 R5 第30問」で出題されています。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。
ガチ暗記は無用ですが、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押さえておきましょう。
なお、正直言って、深く追求しなくていいです。当該記述が突っ込まれたら誰も解けないと思います。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】複方ヨード・グリセリン 50mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「局所保護成分」は、「グリセリン」のみです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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