セチルピリジニウム塩化物‐登録販売者
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
セチルピリジニウム塩化物は、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
インデックス
おさらい‐手引き抜粋
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「殺菌消毒成分」
「口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として、」
「セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩、チモール等が用いられる。」
…と、相なります。
補足
当該セチルピリジニウム塩化物ですが、Ⅷ（鼻に用いる薬）への準用規定があります。
「鼻に用いる薬：セチルピリジニウム塩化物」も、余裕があれば、見ておいてください。
傾向と対策、優先順位
ご存じのように、「セチルピリジニウム塩化物」は、「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。
市販薬には、「興和新薬 コルゲンコーワトローチ 24錠 [指定医薬部外品]
当該成分は、他の薬でよく出題されており、口腔咽喉薬では、あまり出ていません。
基本事項だけ、ざっくり見ておけばいいでしょう。
優先順位は、「ふつう」
過去問○×問題
セチルピリジニウム塩化物は…、
① セチルピリジニウム塩化物は、芳香による清涼感を目的として用いられる。
…といった感じで出題されます。
解説
先の○×問題の解説です。
①の「セチルピリジニウム塩化物は、芳香による清涼感を目的として用いられる」ですが、誤った記述です。
当該セチルピリジニウム塩化物は、「殺菌消毒成分」です。
「口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的」として、配合されます。
よって、①は、「×」となります。
なお、設問の言う「芳香による清涼感」は、「チョウジ」や「ユーカリ」といった生薬成分が該当します。
試験ポイント
セチルピリジニウム塩化物の「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
当該セチルピリジニウム塩化物は、「殺菌消毒成分」です。
殺菌消毒成分は、口腔内や喉に付着した細菌などの微生物を死滅させたり、その繁殖を抑えたりするために配合されます。
言うほど凝った問題は出ないので、テキストをざっくり読んでおけば、大丈夫でしょう。
コツ的なこと
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「興和新薬 コルゲンコーワトローチ 24錠 [指定医薬部外品]
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
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