クロルフェニラミンマレイン酸塩は、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗ヒスタミン成分」
「咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮めることを目的として、口腔咽喉薬にクロルフェニラミンマレイン酸塩のような抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。」
「この場合、鎮咳去痰薬のように、咳に対する薬効を標榜することは出来ない。」
「咽頭における局所的な作用を目的として配合されるが、結果的に抗ヒスタミン成分を経口的に摂取することとなり、内服薬と同様な副作用が現れることがある。」
…と、相なります。
口腔咽喉薬の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」ですが、Ⅶ(内服アレルギー用薬)への準用規定があります。
当該Ⅶ(内服アレルギー用薬)の記述を、復習の意味で挙げると…、
「内服薬として摂取された抗ヒスタミン成分は、吸収されて循環血流に入り全身的に作用する。」
「例えば、ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位において覚醒の維持・調節を行う働きを担っているが、抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑えられると眠気が促される。」
「重大な事故につながるおそれがあるため、抗ヒスタミン成分が配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けることとされている。」
(略)
「抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。」
「排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあり、」
「使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
…となっています。
「」の復習がてら、目を通しておいてください。
ご存じのように、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「口腔咽喉薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ペレックストローチ 18個 」などがあります。
当該クロルフェニラミンマレイン酸塩は、「口腔咽喉薬」では、あまり出題されていません。
優先順位は、「ふつう」です。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は…、
① クロルフェニラミンマレイン酸塩 -------- 去痰成分。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「クロルフェニラミンマレイン酸塩 -------- 去痰成分」ですが、誤った記述です。
当該クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ごぞんじのように、「抗ヒスタミン成分」です。
よって、①は、「×」となります。
クロルフェニラミンマレイン酸塩の「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
先に挙げた手引きの…、
「この場合、鎮咳去痰薬のように、咳に対する薬効を標榜することは出来ない。」
…は、要チェックです。
薬効の標榜の当否は、そこそこ問われる論点なので、押えておきたいです。
たとえば、「クロルフェニラミンマレイン酸塩が配合された口腔咽喉薬は、鎮咳去痰薬のように、咳に対する薬効を標榜することができる」といった感じで出題されそうです。
もちろん、「×」です。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ペレックストローチ 18個 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「抗ヒスタミン成分」は、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」のみです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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