本問は『固定資産税』の仕訳。2015/11実施の第141回‐第1問の5問目。本問は、実務事項です。所得税・消費税以外の税金を支払ったときに使う勘定科目は何?が本問のテーマ。知っていないと解けないので、テキストできっちり押さえておきましょう。仕訳の切り方の要領や手順、注意事項など。憶え方、まとめページへのリンクもある。
◇問題◇
5.店舗にかかる固定資産税の第2期分\60,000を現金で納付した。
◇勘定科目群◇
結論から言うと、「答えの仕訳はこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
本問は、簿記によくある「この取引では、こういう処理をする」という“決まり事”を問う問題です。
んなもんで、知ってないと解けません。間違えた人は、必ずテキストでおさらいしておきましょう。
所得税・消費税以外の税金を支払ったときは、「租税公課」で処理します。
所得税・消費税以外の税金とは、本問の固定資産税のほか、自動車税、印紙税、登録免許税などがあります。
言うなれば、“マイナーな税金”を支払ったときは、「租税公課」で“まとめて”処理します。
対して、メジャーな税金である所得税とかは、「別個の処理」をします。
ま、このあたりは深く追求しなくていいでしょう。
本問は、「租税公課」で「現金」払いの処理をするのみです。
「租税公課」は、費用の増加なので…、
借方:租税公課 60,000
現金払いなので…、
貸方:現金 60,000
…と相なります。
言うまでもありませんが…、
「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。
「貸方」は「右がわ」で、ナイフやお箸を持ったり、配偶者に臭い消しのセージを振るときの方です。
答えは…、
…です。
一口コメントです。
問題文の最初の方「固定資産税の第2期分」うんぬんは、解答に関係のないブラフです。ざっくり読み飛ばしてください。
配偶者なみに陰険な出題者は、解答に関係のない文言を繰り出して、混乱させようと図ります。汚い手口に引っかからないようにして下さい。
1問:手形割引・・・「ふつう」。
2問:口座開設・・・「ふつう」。
3問:償却債権・・・「ふつう」。
4問:仕入応用・・・「やや難」。
5問:固定資産税・・・「ふつう」。
簿記3級は格段に難化しているので、本格教材を使うのが一番、無難です。
詳細は「教材レビュー」で述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
テキストは「合格テキスト 日商簿記3級」で…、
問題集は「合格トレーニング 日商簿記3級」で…、
過去問は「合格するための過去問題集 日商簿記3級」で揃えば、独学に支障ありません。どれも『ド定番教材』です。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、現在わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。全く支障ありません。
簿記3級の中で異色のメンドクサさを誇るのが為替手形です。当該論点についてはブログの方にまとめているので、「ブログ:簿記3級-為替手形」を参考ください。
仕訳問題は、「簿記3級の仕訳問題」を参考ください。
そのほか、簿記3級に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「簿記3級:ブログ記事」をばご参考ください。
また、電卓の打ち方についてを、「簿記のコツ-それは計算機」や「計算機打ち方例」で述べてます。お目汚しください
「検算のコツ」を知っておくと、計算ミスを結構防げます。
なお、お手持ちの電卓が、試験で使えるかどうか不安な方は、「簿記の電卓」を参考ください。
また、簿記3級の求人数等を、「簿記3級独学資格ガイド」に挙げていますので、ご高覧をば。
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