本問は『訂正仕訳』の仕訳。2013/6実施の第134回‐第1問の5問目。本問は、「仮受金」の処理を問う問題です。「内容不明の入金」があったときの処理です。ときおり出るので、きっちり物にしておきましょう。仕訳の切り方の要領や手順、注意事項など。憶え方、まとめページへのリンクもある。
◇問題◇
5.得意先東北商店から売掛金\120,000を現金で回収した際、誤って売上に計上していたことが判明したので、本日、これを訂正する。
◇勘定科目群◇
結論から言うと、「答えの仕訳はこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
本問のような、修正仕訳のコツは、「現に、どういう仕訳が切られたか?」と、「あるべき仕訳は何か?」を把握することです。
当該2点がわかれば、解けたも同様です。
言うまでもありませんが…、
「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。
「貸方」は「右がわ」で、ナイフやお箸を持ったり、配偶者にカバーをかけるときの方です。
問題文には、「得意先東北商店から売掛金\120,000を現金で回収した際、誤って売上に計上していたことが判明した」とあります。
誤って切った仕訳は、以下のようになります。
借方:現金 120,000
貸方:売上 120,000
これが、「現に、どういう仕訳が切られたか?」にあたります。
先の、誤りの仕訳を、「なかったこと」にしましょう。
要領は、先の仕訳を反対に切るだけです。つまりは…、
借方:売上 120,000
貸方:現金 120,000
…といった塩梅です。これで、「まっさらな状態」になりました。
後は、正しい仕訳を切るだけです。
本来切られている仕訳は、「売掛金の現金回収」です。
つまり…、
借方:現金 120,000
貸方:売掛金 120,000
…という仕訳を切ればいい、ってな次第です。
先の「誤りをなかったことにする仕訳」と、「本来あるべき仕訳」を合体させます。
借方:売上 120,000
借方:現金 120,000
貸方:売掛金 120,000
貸方:現金 120,000
…ってな寸法となります。「現金」勘定がかぶっているので、相殺消去します。
借方:売上 120,000
貸方:売掛金 120,000
これが、答えになります。
答えは…、
…です。
一口コメントです。
本問のような、訂正仕訳は、「現に、どういう仕訳が切られたか?」と、「あるべき仕訳は何か?」を把握するだけの問題です。
コツさえつかめばすぐ解けるようになるので、何回も問題を解いてみてください。
1問:固定資産売却・・・「ふつう」。
2問:売上応用・・・「ふつう」。
3問:当座借越・・・「ふつう」。
4問:通信費・・・「ふつう」。
5問:訂正仕訳・・・「ふつう」。
簿記3級は格段に難化しているので、本格教材を使うのが一番、無難です。
詳細は「教材レビュー」で述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
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仕訳問題は、「簿記3級の仕訳問題」を参考ください。
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