第三種冷凍機械責任者(冷3)の合格体験記。難化した試験にドンピシャで遭遇。頭を抱えながら、試験時間の最後まで問題と格闘する。8割取れて受かっていたが、試験直後は、落ちたかもしれないと思っていたほど、難しかった。かかった費用は15,000円前後。
・受験回数/1回。
・勉強期間/2ヶ月
・利用テキスト:トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト
・利用過去問:第3種冷凍機械責任者試験模範解答集
※ 試験が難化した今、教材は要注意です。「教材レビュー」を、必ず参照してください。
・模試/模試自体なし。
・予算/教材費+受験料+交通費で、総計15,000円強の費えでした。 (テキスト:2,268円、過去問:3,780円、受験料:7,900円、交通費等:1,000円)
結論から言うと、自己採点で「法令:17点/20点」「保安管理技術:13点/15点」の得点で、第三種冷凍機械責任者(冷3)には合格できました。
点数からすると8割も取れているので、「楽勝」だった風に見えるでしょうが、受験の時は、全然そうではありませんでした。
平成27年度試験を受験したのですが、この年の試験は、「本試験がガチガチに難化」した年だったのです。
一口で言うと、頭を抱えて大苦戦しました。試験時間の全てを使い、多くの人が退出していく中で、最後の最後まで試験問題と格闘した次第です。
(何これ?)という問題のオンパレードで、考えに考えて、問題用紙はグチャグチャになりました。
過去の冷3は、受かり易い試験でした。というのも、過去問の使い回しが多く、また、出題されることも、定番で決まりきっていたのです。
たとえば、「圧縮機の吐き出し管には、油分離機を必ず設置しなくてはいけない」という規定は、本当によく出るうえ、そっくりそのままの文言なので、こういったものをざあっと押さえてしまえば、合格点が取れていたのです。数式など圧力比だけでよかったくらいです。
また、多くの問題は、即断即決できる問題が多く、確実に解ける問題が多かったのです。
しかし、その姿は一変し、実に、点数の取り難い試験に変貌していました。
これまでに見たことのない問題・選択肢が大々的に姿を見せたり、理系の常識を多分に含んだ問題も出題されたり、最後の最後で答えが分かれたりと、苦戦に苦戦しました。
わたしがガチ文系のためですが、大半の問題を確証を持って解答できず、不安な気持ちを抱いたまま解答していました。
正直言うと、試験直後は、ギリギリ6割取れているかどうか微妙だなー、くらいに考えていました。
結果的に、確信なき解答が運よく正解になっていて、合格ラインは超えていましたが、本試験のときは、(落ちたかもなー)と憂鬱になって帰路に就いたものでした。
まあホント、運よく受かってよかったです。もう二度と受けたくないね。
今後、冷3を受ける人は、とりわけ、文系ド素人の方は、しっかり勉強するように、アドバイスしておきたいと思います。
冷3なんてカンタンというのは、完全に過去のもので、現在の冷3は、勉強しておかないと絶対受からないです。
「冷3の独学」等でも述べていますが、テキストは3回読んで、過去問も3回は解いておくように、勧めます。
冷3は、年に1回しか試験が行われないので、落ちるとまた1年、待つことになります。精神的にメンドクサイこと、この上ありません
難化がどこまで進展するかわかりませんが、先述したように、過去問をミッチリ仕上げて、テキストを精読していれば、独学でも合格できるように思います。
まあ、一般受験の合格率が、10%切るようになったら、講習を受けましょう。冷3の講習は16,000円前後なので、何度も受けるよりも、リーズナブルですよ。
なお、冷3に合格すると、下の画像のような封筒が送られてきます。
中には、合否通知書が入っています。
当該合格通知書が、免状の申請用紙となっているので、すぐ免状を発行をしない人は、大切に保管してください。
冷3は、「合格か不合格か」しか通知しません。そう、自身の本試験での得点はわからない、という塩梅です。
自己採点のみとなるので、自分の解答はしっかりと問題用紙にメモっておきましょう。問題用紙は持ち帰ることができます。
第三種冷凍機械責任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「第三種冷凍機械責任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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