FP(ファイナンシャルプランニング)技能士2級の合格体験記です。2週間合格。主に電車の中の通勤学習でした。FP2級は、そこそこに勉強しないと受かりませんが、勉強すれば必ず合格できます。
・受験回数/1回。
・受験勉強期間/2週間
・使用テキスト・問題集
テキスト:TAC出版『スッキリわかるFP技能士2級
』
過去問:TAC出版『スッキリとけるFP技能士2級 過去+予想問題集
』
・模試/模試自体なし。
・予算/教材費+受験料+交通費で、総計10,000円強の費えでした。
FP3級に続いて、FP2級の合格体験記も、あまり当てになりません。
まず、2級の受験の時点で、社労士と宅建、管理業務主任者をすでに取得しており、株式投資を10年やっていることもあり、加えて、「3級を結構勉強していた」ことを挙げておきます。
つまり、試験範囲の多くは、他の資格なりで勉強済みであったので、「2週間合格」と相なった次第です。
新規で勉強しないといけないことはあまりなく、テキストを読んで過去問を解く、という3級の勉強で、そのまま「2週間合格」といった塩梅です。
まったくゼロから受験する方は知っておきましょう。わたしのようなバックグラウンドがあれば短期で合格できますが、ゼロからなら、そこそこまじめに勉強しないといけません。
まったく初めてなら、3ヶ月から半年は、見ておいていい試験です。
ちなみに、2級の受験は1月に受験したのですが、正月明けでぷらぷらして、三が日どころか10日くらいまでぼんやりしてから、本格的な試験勉強に入った次第です。
なお、ほとんどの勉強は、電車の中の通勤学習でしたが、流石に、本試験の3日前からは家でも勉強しました。
得点は、学科が8割で、実技が8割ってとこでした。
「2週間合格」は、本人がびっくりしているというのがホントのところです。
そして、何より驚いたのが、2級と3級に、大きな違いがなかったことです。
確かに、違うところはあります。選択肢の数が増えて、選択肢自体のレベルが上がっています。
でも、「勉強すること」は、ほとんど同じ内容でした。正確に言うと、3級の内容を確実に習得してる?てな感じの試験でした。
そのくらいに、同じようなことをしました。反対に言うと、2級独自に何かを勉強した記憶が全くありません。
最も得点になる本質的な部分は、「3級と2級では変わらない」というのが受験して思ったことです。
ところで、わたしは、TAC出版のテキストを使ったのですが、記述は3級とほとんど同じでした。(おーい、書いてることおんなじやん!)と突っ込みましたよ。違うところは、章ごとの練習問題が2級の過去問に差し替えられていたくらいでした。あと、表紙ですw
受験のプロも認めている、「2級と3級はほぼ同じ」の証左ではないでしょうか。
ほとんど変わらない2級と3級ですが、ちょっとだけ違うのは、FP2級の実技試験で「計算手順」が求められる点です。
解答欄に、計算コーナーの空白部分が設けられており、そこで、どうやって答えを導いたかを書くことになります。
こういう感じで計算しましたという感じで、手順なりを理解しているかどうかにチェックを入れてくるのが、2級と3級の大きな違いかな、と思います。ちなみに、3級では、解答番号をマークシートに塗るだけでした。過去問の解説をキッチリ読み込んでおくことをオススメします。
次に違う点は、FP最新動向がそこそこに突っ込まれる、という点です。
わたしの受験した際は、新投資制度として導入された「NISA」について問われました。結構深く問われて、NISAがどういう制度で、どういう内容で、どういうところに注意しないといけないかを、単独の問題で問われました。
本当にたまたま偶然にも、NISAの申込書に記入していたところだったんで、失点を抑えることができましたが、下手をすれば大きく点を落としていたことでしょう。(まあ結構落としていますが^^)
こんな風に、2級では、最新動向は要注意です。
2級だと、問題の難易度が上がっているので、3級と違って失点をカバーできないことがあります。
加えて、大々的にというと大げさですが、結構、深く突っ込まれる感があります。大きな変化があったときは、最新時事動向は、最低でも2~3点、下手をすれば、4~5点の配点があって、おかしくありません。
ニュース等で、FPの試験がらみがあれば、フォローするなりして、最新動向には注意しておきましょう。
たとえば、このページを作っているときだと、倒壊するおそれのある空き家の固定資産税の減免でしょうか。家があると宅地として安くなりますが、更地だと高くなるのが固定資産税。だから、潰れるくらいに家が荒れ果ていても、取り壊して更地にすると税負担が増えるので取り壊さない→倒壊の恐れのある空き家の増加中→このため、法改正を行う的なアナウンスがありました。
こういうニュースを拾って置けば、手痛い失点はなくなるでしょう。ま、教材出版会社の発行する、最新動向まとめ的なコンテンツを追うのも一手です。
FP2級も、3級と同じで、「テキストを読んで、過去問を解く」しかやっていません。
FP技能士2級でも、問われることは、「広く浅い知識」です。受験勉強機関を通じて、人生にまつわる「こまごまとした数字や語句、定義を憶えていく」ことになります。
3級と同じく、2級でも、要は「知っているかどうか」です。ほとんどが暗記と記憶の作業です。
ですから、テキストを読んで、過去問を解くだけで、合格点は確保できてしまうのでした。
2級でも、市販の教材を用いましょう。
理由は、FP技能士3級の「教材について」を読んでください。
いい解説がないと実力が付きません。反対に言うと、いい解説のある問題集なり過去問を使うと、実力の伸びが早いのです。
「タダより高いものはない」ので、必要なコストはまかないましょう。どこぞの企業のように、必要なコストをケチって、返品やら欠陥発覚やら従業員の暴走やらで、後々、余計に“大目に”払うことのないように。
正直、キッチリやれば、1回で終わるのに、2回も3回も手数をかけるのは、愚かだと思います。
3級は、ハッキリいって、何もしないでも、受かる可能性のある試験です。少し勉強すれば、まず、受かることでしょう。60%合格とは、そういうことです。
しかし、2級では、そうカンタンには行きません。
合格率20%台のある試験とは、やはり、そこそこの勉強をして、対策を練らないと、合格できません。
3級と実質的にやることは同じですが、それでも、問題のレベルが上がっており、徒手空拳で受かるものではなくなっています。
3級をキッチリ勉強していた人は、ラクができます。しかし、そうでなかった人は、相応の苦労をすることでしょう。もっと言うと、3級をキッチリ勉強した自負のある方は、果敢に挑戦してみましょう。さくっと受かります。
まあ、当たり前ですが、ちゃんと時間を取って、ちゃんと勉強して、1つ1つを消化していけば、必ず合格できます。
合格すると、ざっくりと「視野の広がる資格」なので、取って損はありません。FP技能士2級持ってるよ、なんて言うと、結構保険の相談や学費の相談に付き合わされることが増えました。
人の役にたてる資格です。
FP技能士2級に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。興味のある方は、「FP技能士:ブログ記事」をばご参考ください。
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