法学部卒・法律経験者・再受験組向けの宅建教材レビュー

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 経験者(再受験組・法学部出身・民法既学習者)の人向け。宅地建物取引士(通称:宅建)の独学向けテキスト・問題集・過去問のレビュー。経験者は、コスパに優れ、また、簡潔にまとめられている「住宅新報社」を推薦。テキストと過去問の学習が一通り終われば、予想問題集で仕上げや実力の穴埋めをする。

再受験組・法学部出身・民法既学習者の宅建教材

  

 (※ 本ページは、経験者向けの教材紹介です。初学者の方は「初学者・非法学部の宅建教材」を参考をば。)

 宅建とは、基本的に『民法』の試験です。

 「民法」以外に試験科目はあれども、結局は、「民法」の得点で“合格ラインに入るかは入らないかが”決まります。

 一口で言えば、「民法」が得意であればあるほど、学習経験があればあるほど、有利になるといった次第です。

 こういった試験事情を反映して、市販教材の多くは、「民法」に力を入れています。

 しかしながら、「民法」が相応にわかっている、民法既学習者・再受験組・法学部出身の方にとっては、「冗長」なのです。内容は、大学の1~2回生くらいの内容だからです。

 んなもんで、経験者の方は、簡潔・シンプルな教材ほど、短期間で合格レベルの実力を付けられます。

 また、教材費を押さえることができます。

 推薦するのは、非常によくまとまっていて、過不足ない「住宅新報社」の教材です。

 テキストは、「パーフェクト宅建-基本書」で…、

 過去問は、「パーフェクト宅建過去問10年間」です。

定評出版社+10年過去問

 住宅新報社は、宅建で定評のある出版社です。最古参の出版社で、もはや、老舗レベルです。

 テキストは、簡潔でそつなくまとまっており、過去問は10年分もあってボリュームも満点で、解説も的確。

 試験情報の提供も秀逸です。試験傾向の説明は業界随一で、無駄がなく、「できる人」にとっては、試験の動行を掴むうえで、最上かと思います。Webサイトをぐだぐだと逍遥する必要がなくなります。

 わたし個人の感想を言うと、“ギリギリまで考えている”感じがして、好感を持っています。

 また、本テキストと過去問は、同一シリーズなので、相性がよく、試験勉強に齟齬がありません。

 とりわけ勧められるのは、「10年分の過去問」です。

 多くの過去問は、3年分や5年分なのですが、本書は、数少ない“10年分過去問”です。万全を期すなら「10年」です。

 当該過去問を、みっちりと仕上げておくと、見違えるほど実力が付きます。

 参考:パーフェクト宅建-基本書

 参考:パーフェクト宅建過去問10年間

 ところで、難化の続く宅建は、テキストと過去問題集だけでは、厳しくなっています。

 後述していますが、テキストと過去問の消化がある程度終わったら、予想問題集等に着手してください。

買い方の注意

 購入の際は、テキストと過去問をセットで買ってください。

 テキストのみの購入は「厳禁」です。

 漢字だらけの本を読むのに抵抗が無い方はいいのですが、一般的に言って、「読むだけの試験勉強」は、たちどころに嫌気が差して、遠からず挫折します。

 テキストの読解に問題演習をはさむから、理解と記憶のノリがよくなって、続いていくのです。

 「テキストを買って読んで、ほいで、過去問へ」というのは、勉強が続きません。

 テキストと過去問題集をセットでやるのが一番楽です。セットで買うのを推奨します。一緒に買うのに一抹の不安があるなら、受験そのものを、再考してみてください。

予想問題集や模試問題集について

 基本的に、まずは、テキストと過去問を制覇することを考えてください。

 こういうとアレですが、予想問題集や模試問題集は、“基本は、過去問の焼き直し”です。

 大元の過去問ができていないと、学習効果は激減します。過去問を仕上げてから、着手です。

 予想問題集では、「本試験に出た!」を売り物にするものもありますが、2~3問予想が当たったからといって、それだけで試験には受かりません。繰り返しますが、まず、「過去問の制覇」からです。

違うものを買えばいい

 買うべき予想問題集ですが、「使用しているテキスト・問題集・過去問とは、別の出版社にする」のがセオリーです。

 市販教材は、どうしても出版社ごとの個性やクセが強く出ます。それが本試験にそぐえば万々歳ですが、外れると痛いです。ですから、現在使用している教材の個性を和らげるために、他の出版社の予想問題集・模試問題集を使用する、といった次第です。

 “異なる切り口で問われると、知っているのに意外に解けない”ことを経験して、実力の穴や不足を埋めて行ってください。

 なお、予想問題集等は、おおむね「6月中旬」に書店に並び始めます。本ページでも、新版が出たら、レビューを挙げていきます。

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