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行政書士の試験とはなんなのか? 行政書士の最大のヤマ場、それは一般教養でしょう。最大の難敵といっても過言はないです。この、教養対策をどのようにするかに、合否は分かれるように思います。 「行政書士試験」ではなく「一般教養・常識試験」と呼んだほうがいいかもしれません。 それぐらい、受験の時には一般教養・一般常識に困りました。 さて、このページを書いているときに、幾つかのサイトをのぞいて現在の試験制度を見てきたのですが、教養試験がかなりあくどいことになっています。昔のことをいっても仕方ないのですが、旧一般教養は公務員試験の一般教養とほとんど同じで、非常に対策が立てやすかったのです。 行政書士試験の法令科目は、「やれば必ずできる」ものです。テキスト・問題集・過去問を繰り返し丁寧にやっていれば、どんな人でも点数を取れるようになります。 もう一度言います。法令課目は誰でも出来ます。落ちるのは、法令課目要因より、常識・教養要因で落ちます。 一般教養・一般常識はキビしいのです。 公務員試験でも国立と私立の大きな壁が「教養・常識」のようです。国立はセンターをくぐり抜けてくるのに対し、私立は科目数が一般的に少ないです。また、専門の法律とかを落とすのはダメダメで、勝負してないとの同じみたいなニュアンスでした。 平成15年の試験問題のうち、教養の問題を見てみましたが、毎日が勉強だな、と思うことしきりでした。特に、国語は「大学受験国語」ぽくて、萎えること萎えること。 行政書士は「町の法律家」です。したがって、相談者のいろいろな多種多様な相談にならなければならない、という背景があるように思います。たとえば、介護保険の問題がありましたが、「先生、うちのオカンが調子わるいねん・・・」といわれたらどうしますか?という背景なのでしょう。 パソコンの相談もあるかもしれません。その意味で、毎日が勉強だぞ、受験生諸君!というわけなのでしょう。厳しくなったのは間違いないですが、挑戦しないといけません。 あまりにも、試験制度が変わってるので、あまり皆様にお役に立てないかもしれませんが、自分の勉強法が役に立てば、と正直思う次第です。短期合格はむずかしくなったと思いますが、日々、法律の問題や世間・社会の動きなど敏感になっていれば教養は突破できます。 ちなみに、平成15年の教養を解いてみましたが、11問正解でなんとか足切りは防げたようです。積極的に、新聞、特に日曜版などの「まとめ」記事をあたってください。 行政書士を受けようと思う人は、まず、本屋で一般教養の過去問を買ってきてどんな内容でどんな問題が出題されているかを知ることです。 法令よりも一般教養対策を重視したほうが泣かなくてすみますよ(・w・) おそらく、今、わたしが行政書士を受けるときでも「教養・常識」が合格不合格のカナメとして対策を立てると思います。 ちなみに これはわたしの勝手な理屈ですので、読み流してもらっても結構です。かつての行政書士試験は、「小論文」という2次試験があり、時事っぽいテーマが与えられて、作文をする課目がありました。 新試験制度の行政書士試験の時事問題は、この小論文からの派生ではないかと踏んでいるのです。この、小論文なる課目の対策は、新聞を読んで常に問題意識をもっておくしかないという、曖昧且つメンドクサイものでした。 試験制度の変換は、「小論文を添削するのはめんどくさいので、よく似た択一をだせばいいじゃん」みたいなノリかと思っております。かつての小論文対策であった新聞ダイジェストなどの新聞まとめ本をトイレか風呂で読むなりして、気合で乗り切ってください。 その他 わたしの受験の時は、30分弱の短い時間をとって一般教養・常識を毎日やっていました。コマギレ時間を使うのがこのクソつまらなくて砂をかむような一般教養・常識対策を克服する方法かも。
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