25問‐令和3年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　第25問は、「長期修繕計画の対象の範囲」の問題です。団地型の長期修繕計画が問われていますが、明らかに選択肢の１つが誤りなので、大丈夫かと思います。ただ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

25問‐長期修繕計画の対象の範囲

　

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難易度・優先順位ひとこと

　本問のレベルは「ふつう」です。

　ほとんどの受験生は、１点とします。落とさないようにしましょう。

　本問の答えは、「こちら（数字のみ）」です。

解説

　別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の１つ１つを解けばいいです。

　なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

　選択肢１の「単棟型のマンションの場合は、管理規約に定めた組合管理部分である敷地を全て対 象とする。」ですが、正しい記述です。

　「長期修繕計画の対象の範囲」ですが、選択肢の言うとおりに、「管理規約に定めた組合管理部分である敷地全て」を対象としています。

　また、建物の共用部分及び附属施設（共用部分の修繕工事又は改修工事に伴って修繕工事が必要 となる専有部分を含む。）も、対象となっています。

　併せて、チェックしておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

　選択肢２の「単棟型のマンションの場合は、専有部分を全て対象としない。」ですが、誤った記述です。

　共用部分の修繕工事又は改修工事に伴って修繕工事が必要となる専有部分は、「長期修繕計画の対象の範囲」です。

　先の選択肢の解説で見た「共用部分及び附属施設」のところをチェックしてください。

　また、本問では、「全て」と大きな表現があるので、ここでも、おかしいと判断できるかと思います。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

　選択肢３の「団地型のマンションの場合は、一般的に、団地全体の土地、附属施設及び団地共用 部分を対象とする。」ですが、正しい記述です。

　ガイドラインには、『団地型のマンションの場合は、多様な所有・管理形態（管理組合、管理規 約、会計等）がありますが、一般的に、団地全体の土地、附属施設及び団地共用部 分並びに各棟の共用部分を対象とします。』とあります。

　今後の出題（問題の使い回し）に備えて、解けるようにはなっておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

　選択肢４の「団地型のマンションの場合は、一般的に、各棟の共用部分を対象とする」ですが、正しい記述です。

　先に見たガイドラインには、「一般的に、団地全体の土地、附属施設及び団地共用部 分並びに各棟の共用部分を対象とします。」とあります。

　チェックしておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　本問は、「もっとも不適切なものはどれ？」なので…、

　「1」は「正」です。

　「2」は「誤」です。

　「3」は「正」です。

　「4」は「正」です。

　正解：2

　…と相なります。

　>>> 次の問題へ。


参考リンク

　類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

　テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

　過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

　予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー：管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

民法入門

　民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。

　お勧めの入門本は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」と「民法はおもしろい」です。

会計・仕訳問題

　苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。

　時間があるなら、いっそのこと、簿記３級で勉強します。１００％取れるようになります。簿記３級は、２週間あればマスターできます。

　独学向けの教材は、テキストと問題集が一緒になった「スッキリわかる 日商簿記3級」で勉強すれば、まず間違いなく「１点」取れるようになります。

PDF過去問演習

　また、公式の過去問は、PDFで配布されています。過去問演習は、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

管理業務主任者のこまごましたもの

　管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

　興味のある方は、「管理業務主任者：ブログ記事」をばご参考ください。

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