41問‐令和3年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第41問は、「民法及び借地借家法」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

41問‐民法及び借地借家法

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 本問は、「無効であるもの」を選ぶ出題形式です。

 別段、複雑な指示はありません。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください

選択肢ア

 選択肢アの「Bが、賃料を滞納した場合には、Aは、直ちに専有部分に入る玄関扉の鍵を取り 替える特約」ですが、誤った記述です。

 選択肢のケースは、明らかに賃借人Bにとって不利なので、「無効」となります。

 よって、選択肢は、「無効」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「Bは、賃貸借の契約期間中、中途解約できる特約」ですが、正しい記述です。

 選択肢のケースですが、賃借人Bにとって有利なので、当然、「有効」です。

 よって、選択肢は、「有効」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「Bが死亡したときは、同居する相続人がいる場合であっても、賃貸借契約は終了 する特約」ですが、誤った記述です。

 賃借権は、相続されます。

 しかし、特約でそれを排除することもできます。

 しかし、なのです。

 当該排除の特約は、あらかじめ、賃貸人・賃借人・同居人の間で、結んでおく必要があります。

 本問では、賃貸人と賃借人のみの特約で、同居人が除外されているので、無効と相なります。

 よって、選択肢は、「無効」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「BがAの同意を得て建物に付加した造作であっても、賃貸借契約の終了に際して、 造作買取請求はできない特約」ですが、正しい記述です。

 いわゆる「造作買取請求権」ですが、これは、当事者間の特約で排除できます。

 よって、選択肢は、「有効」となります。

答え

 「ア」は「無効」です。

 「イ」は「有効」です。

 「ウ」は「無効」です。

 「エ」は「有効」です。

 本問は、「無効の組合せはどれか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は…、

 管理業務主任者 その他の法一覧

 …を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

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管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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