17問‐令和3年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第17問は、「マンションの屋上の防水」の問題です。定番の論点で、ほぼテキスト記載事項です。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。貴重な1点を確保してください。

17問‐マンションの屋上の防水

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。」ですが、正しい記述です。

 「メンブレン防水」の正しい記述です。

 「建設・設備」にて、「メンブレン防水」は、定番の論点です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「シート防水に用いられる、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力 が大きく下地の動きに追従する」ですが、正しい記述です。

 「シート防水」の正しい記述です。

 テキストには載ってないかもですが、テキストの関連記述から、推定できるかと思います。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「建築改修工事監理指針によれば、外気温の著しい低下が予想されるときは、塗膜防 水を施工しなければならない」ですが、誤った記述です。

 「塗膜防水(とまくぼうすい)」とは、「塗料を塗り重ねることで「防水層」を作り、雨水などの水分が、下地になっている建材に浸透するのを防ぐ施工のこと」です。

 さて、当該塗膜防水ですが、そのデメリットに、乾燥に時間がかかる事が挙げられます。

 選択肢の場合、「外気温の著しい低下が予想される」わけですが、そうなると、さらに乾きにくくなるので、「しなければならない」が間違っていることがわかります。

 先の選択肢同様に、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ウレタン系塗膜防水工法は、突出物の多い屋上の改修工事の際に、施工が容易なた め採用されることが多い。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「ウレタン系塗膜防水工法」の正しい記述です。

 キーワードの「施工が容易」と「突出物の多い屋上の改修工事・コンクリート直仕上げのバルコニー」は、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「誤ったものはどれか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

民法入門

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会計・仕訳問題

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管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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