第42問は、「各種の法令」の問題です。すべての選択肢が難しく、確答のできるものがないです。今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。本試験で、この種の問題に当たった場合は、「捨て問」一択です。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
問題文に、これといった指示はありません。ふつうに解きます。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください
選択肢1の「景観法」によれば、景観計画区域内において、マンション等の建築物の外観を変 更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更を行おうとする者は、あらかじ め、国土交通省令で定めるところにより、行為の種類、場所、設計又は施行方法、着 手予定日その他国土交通省令で定める事項を景観行政団体の長に届け出なければならない。」ですが、正しい記述です。
選択肢の言うように、指定都市や中核市、当道府県等の「景観行政団体の長」に届け出る必要があります。
復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「動物の愛護及び管理に関する法律によれば、動物の所有者又は占有者は、その 所有し、又は占有する動物の逸走を防止するために必要な措置を講じなければならず、 これに違反した場合は、同法により一定の罰則が科せられる」ですが、誤った記述です。
「動物の逸走を防止するために必要な措置」ですが、これは、「努めなければならない」の「努力義務」です。
また、「罰則」には、第7条違反のものがないです。
まあ、今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「個人情報の保護に関する法律によれば、取り扱う個人情報によって識別される 特定の個人の数の合計が、過去6月以内のいずれの日においても5,000を超えない管 理組合は、同法の個人情報取扱事業者に該当しない」ですが、誤った記述です。
「個人情報取扱事業者」ですが、条文では…、
「この章及び第六章から第八章までにおいて「個人情報取扱事業者」とは、個人情報データベース等を事業の用に供している者をいう。ただし、次に掲げる者を除く。」
「一 国の機関」
「二 地方公共団体」
「三 独立行政法人等」
「四 地方独立行政法人」
…とあります。
よって、個人情報を扱うのであれば、「個人情報取扱事業者」に該当することになります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、昔は、「個人情報取扱事業者」に該当するかどうかは、取り扱う個人情報の数によって決まっていましたが、改正により、数に関係なく、個人情報を扱うなら業者に該当するようになっています。
選択肢4の「浄化槽法によれば、浄化槽管理者は、使用されている浄化槽については、、保守点検及び清掃をしなければならない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「3年に1回」のところです。
正しくは、「毎年一回」です。
今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
本問は、「適切なものはどれか?」ですので…
正解:1
…と相なります。
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