18問‐令和3年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第18問は、「鉄筋コンクリート」の問題です。選択肢のすべては、テキスト記載事項です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

18問‐鉄筋コンクリート

 

 (クリックして拡大。)

難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「建築基準法によれば、特定の要件を満たす部材を除いて、布基礎の立上り部分を除 いた基礎においては、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、捨コンクリートの部分を除き、6㎝以上としなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さ」ですが、「捨コンクリートの部分を除き、6㎝以上」となっています。

 「かぶりの厚さ」は、定番論点です。他の部分(耐力壁など)の数字も、テキストで確認しておきましょう。

 また、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「コンクリートは、通常の使用範囲において温度上昇に伴う膨張の程度が鉄筋とほぼ 等しい。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 建築の常識問題です。そのとおりなので、選択肢丸ごとを押えましょう。

 んなもんで、「鉄骨鉄筋コンクリート造り」が主流になったってな次第です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「硬化したコンクリートが、空気中の二酸化炭素の作用によって次第にアルカリ性を 失って中性に近づく現象を中性化という。」ですが、正しい記述です。

 「中性化」の正しい記述です。

 超絶定番論点です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「アルカリ骨材反応とは、アルカリ反応性骨材と鉄筋が長期にわたる化学反応により、その鉄筋が発錆し膨張することで、コンクリートにひび割れを生じたり崩壊したりす る現象をいう。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「その鉄筋が発錆し膨張する」のところです。

 「アルカリ骨材反応」ですが、コンクリートのアルカリ濃度が異常に高い場合、骨材と化学反応して、骨材の表面に膨張性の物質が生じ、表面に多くの不規則な亀甲上のひび割れが生じることを言います。

 テキスト記載事項です。昔から出ているので、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「不適切なものはどれか?」ですので…

 正解:4

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

民法入門

 民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。

 お勧めの入門本は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」と「民法はおもしろい」です。

会計・仕訳問題

 苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。

 時間があるなら、いっそのこと、簿記3級で勉強します。100%取れるようになります。簿記3級は、2週間あればマスターできます。

 独学向けの教材は、テキストと問題集が一緒になった「スッキリわかる 日商簿記3級」で勉強すれば、まず間違いなく「1点」取れるようになります。

PDF過去問演習

 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。過去問演習は、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

みんなとシェアする