第19問は、「マンションの構造・部材」の問題です。テキストに載ってなさそうな選択肢が2つある反面、2つほど基礎的な選択肢があります。基礎的な方は、ガチで判別できなくてはなりません。残る選択肢は、運否天賦で解答しましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。
選択肢1の「免震装置を設置することにより、建築物がゆっくりと水平移動し、建築物に作用す る地震力を低減する構造形式を免震構造という。」ですが、正しい記述です。
「免震構造」の正しい記述です。
超絶基本用語です。
「制震構造」ともども、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「建築基準法に定める「主要構造部」には、建築物の構造上重要でない間仕切壁は、 含まれない。」ですが、正しい記述です。
建築基準法に定める「主要構造部」ですが、「壁・柱・床・梁・屋根・階段」です。
建築物の構造上重要でない 間仕切壁、間柱、附け柱、揚げ床、最下階の床、廻り舞台の床は、除かれています。
間仕切壁は、選択肢の言うように、含まれていません。
基本的な定義なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「建築基準法によれば、1つの建築物で高さが部分的に異なる場合には、原則として、 各部分の高さに応じて異なる構造方法による基礎を併用しなければならない。」ですが、誤った記述です。
建築基準法施行令38条には、「2 建築物には、異なる構造方法による基礎を併用してはならない」とあります。
今後の出題(問題の使い回し)に備えて、選択肢丸ごとを押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「建築基準法によれば、特定の要件を満たす場合を除いて、各戸の界壁は小屋裏又は 天井裏に達していなければならない」ですが、正しい記述です。
条文には、「長屋又は共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない」とあります。
よって、選択肢のように、界壁は小屋裏や天井裏部分まで立ち上げる必要があります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
本問は、「誤ったものはどれか?」ですので…
正解:3
…と相なります。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
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