登録販売者試験の「主な医薬品とその作用」で出てくる『数字』の整理とまとめ。出先での勉強や、追い込み時のチェックなどに活用ください。
このページでは、「主な医薬品とその作用」に出てくる『数字』のうち、主として「解熱鎮痛成分」のものをまとめています。
「医薬品」では、それほど数字は問われませんが、「使用を避ける」系統の年齢制限は、ガチ頻出となっています。
「医薬品」では、「使用しない」が頻出論点です。そのうちの1つがサリチル酸系解熱鎮痛成分の論点です。手引きには…、
「サリチル酸系解熱鎮痛成分において特に留意されるべき点は、ライ症候群の発生が示唆されていることである。アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)及びサザピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。」
「また、エテンザミド及びサリチルアミドについては、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては使用を避ける必要がある。」
「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)には血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける。」
…と、表記されています。
当該「15歳未満の小児」と「出産予定日12週間以内」の数字は、超絶定番のものです。
出題実績があるので、ガチ暗記しましょう。
また、ここは、「適正使用」の論点でもあるので、「使用しない:小児」と「使用しない:女性系」、「相談すること:小児」を参考にしてみてください。
「イブプロフェン」ですが、成分それ自体がド頻出のため、数字もよく狙われています。
内容的には、先の「アスピリン」と同じです。
手引きには…、
「イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少なく、抗炎症作用も示すことから、頭痛、咽頭痛、月経痛(生理痛)、腰痛等に使用されることが多い。一般用医薬品においては、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。」
「(…略…)出産予定日12週以内の妊婦については、服用しないこととされている。」
…と、説述されています。
アスピリン同様、「いかなる場合にも使用してはならない」と、強い口調なので、必ず、憶えておきましょう。
また、「適正使用」の論点でもあるので、「使用しない:小児」と「使用しない:女性系」を、一読願います。
「解熱鎮痛成分」の「受診勧奨等」に、数字が出ています。
手引きには…、
「発熱している患者で、激しい腹痛や下痢などの消化器症状、息苦しいなどの呼吸器症状、排尿時の不快感等の泌尿器症状、又は発疹や痒みなどの皮膚症状等を伴っている場合や、発熱が1週間以上続いているような場合は、単なるかぜが原因ではなく、かぜ以外の感染症やその他の重大な病気が原因となっている可能性がある。自己判断で安易に熱を下げることは、かえって発熱の原因である病気の診断を困難にさせ、また、病態を悪化させるおそれがある。」
「なお、通常、体温が38°C以下であればひきつけや著しい体力消耗等のおそれはなく、平熱になるまで解熱鎮痛薬を用いる必要はない。ただ、発汗に伴って体から水分や電解質が失われるので、吸収の良いスポーツドリンク等でそれらを補給することが重要である。」
…と、あります。
太文字の数字は、まあ、常識的に判断できるかと思います。
突っ込んだ出題はないと思いますが、一般常識的に、憶えるとよいでしょう。
手引きには…、
「頭痛については、頭痛が頻繁に出現して24時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。」
「特に、頭痛の頻度と程度が次第に増してきて耐え難くなった場合や、これまで経験したことがないような突然の激しい頭痛、手足のしびれや意識障害などの精神神経系の異常を伴う頭痛が現れたときには、くも膜下出血等の生命に関わる重大な病気である可能性が疑われる。」
…とあります。
試験では、数字部分に凝った出題はないと思いますが、内容が内容なので、一般常識的として、「24時間以上の頭痛→重病を疑う」は、押えておいて損はないと思います。
「医薬品」の数字は、こちらに続きます。
登録販売者の『数字』ですが、以下のページも参考にしてみてください。
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