登録販売者試験の「主な医薬品とその作用」で出てくる『数字』の整理とまとめ。出先での勉強や、追い込み時のチェックなどに活用ください。
このページでは、「主な医薬品とその作用」に出てくる『数字』のうち、主として「禁煙補助剤」と「滋養強壮保健薬」と「漢方処方製剤・生薬製剤」のものをまとめています。
頻出論点の数字は、ガチで押えておきましょう。
あまり出ていない数字は、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えればいいでしょう。
「禁煙補助剤」の説明に、数字が出ています。
「禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品である。噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する咀嚼剤と、1日1回皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行するパッチ製剤がある。」と、あります。
侮ってはいけません!
「1日“2回”」と、出題されたことがあるので、要チェックです。
次の数字に、「なお、大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがあるため、1度に2個以上の使用は避ける必要がある。」があります。
これも、侮ってはいけません!
たとえば、「1度に“3個”以上の使用は避ける」などと出ても、大丈夫なようになっておきましょう。
「禁煙補助剤」ですが、使用上の注意と受診勧奨に、数字が出ています。
手引きには…、
「脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患がある人(3ヶ月以内の心筋梗塞発作がある人、重い狭心症や不整脈と診断された人)では、循環器系に重大な悪影響を及ぼすおそれがあるため、使用を避ける必要がある」
「禁煙に伴うイライラ感、集中困難、落ち着かないなどのニコチン離脱症状は、通常、禁煙開始から1~2週間の間に起きることが多い。」
…と、あります。
ガチ暗記はしなくていいですが、テキストの精読時に、チェックだけはしておきましょう。
ちなみに、重い心臓病等の基礎疾患がある人の「3ヶ月以内」が、「福岡県 R2 第93問」で、ガチで出題されました。
なお、「禁煙補助剤」は、「禁煙補助剤」の方も、参考にしてみてください。
「滋養強壮保健薬」の「ビタミンA」の数字は、ド頻出です。
手引きには、「一般用医薬品におけるビタミンAの1日分量は4000国際単位が上限となっているが、妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間にビタミンAを1日10000国際単位以上摂取した妊婦から生まれた新生児において先天異常の割合が上昇したとの報告がある。」
「そのため、妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる女性及び妊娠を希望する女性では、医薬品以外からのビタミンAの摂取を含め、過剰摂取に留意する必要がある。」
…と、あります。
上記数字は、出題実績が“とても”あります。
4000、10000、3ヶ月は、ガチで憶えてください。
参考:ビタミンA
また、「適正使用」の論点でもあるので、「相談すること:妊婦等」も、一読願います。
「滋養強壮保健薬」の「受診勧奨」に、数字があります。
「滋養強壮保健薬は、ある程度継続して使用されることによって効果が得られる性質の医薬品であるが、1ヶ月位服用しても症状の改善がみられない場合には、栄養素の不足以外の要因が考えられるため、漫然と使用を継続することなく、症状によっては医療機関を受診する等、適切な対処が図られることが重要である」とあります。
上記「1ヶ月位」の数字が、「福岡県 R4 第96問」で問われています。
まあ、常識的に考えて、解答できると思いますが、テキストの精読時に、チェックしておきましょう。
「漢方処方製剤・生薬製剤」の数字は、「3つ」あります。
まず、「300」で、手引きには…、
「一般用に用いることが出来る漢方処方は、現在300270処方程度である」
…とあります。
当該数字ですが、令和4年度の改正により、「270」から「300」に、修正されました。
改正を機に、当該「300」が出る可能性があります。
実際に、「福岡県 R4 第97問」や「東京都 R5 第96問」で、出ています。チェックしておきましょう。
次の数字は、「生後3ヶ月未満」の「3」です。
手引きには…、
「なお、漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている」
…とあります。
当該数字は、実によく出ます。
特に、「ひっかけ」問題で、「生後3“歳”未満」などと出ているので、正確に押えておきましょう。
最後に、「1ヶ月位」です。
手引きには…、
「漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。」
…とあります。チェックしておきましょう。
漢方処方製剤は、余裕があるなら、「漢方処方製剤・生薬製剤」に出てくるものだけは、押えておきましょう。
さて、「黄連解毒湯」ですが、「鼻出血、二日酔いに用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、5~6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要」と、手引きにあります。
出題実績は、ありません。チェックだけしておきましょう。
「防風通聖散」に、数字が出ています。
「便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要」と、あります。
出題実績は、ありません。これも、チェックだけしておきましょう。
「大柴胡湯」にも、数字があります。
手引きには、「常習便秘、高血圧に伴う便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要である。」とあります。
出題実績は、ありません。チェックだけしておきましょう。
「生薬製剤」に、数字があります。
「生薬製剤も、漢方処方製剤と同様、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。」と、あります。
比較的長期とあるので、漢方処方製剤と同様に、生薬製剤も、「1ヶ月」と憶えればいいでしょう。
「医薬品」の数字は、こちらに続きます。
登録販売者の『数字』ですが、以下のページも参考にしてみてください。
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