登録販売者試験の「主な医薬品とその作用」で出てくる『数字』の整理とまとめ。出先での勉強や、追い込み時のチェックなどに活用ください。
このページでは、「主な医薬品とその作用」に出てくる『数字』のうち、主として「婦人薬」と「内服アレルギー用薬」のものをまとめています。
頻出論点の数字は、ガチで押えておきましょう。
「婦人薬」の適用対象のところに、数字が出ています。
手引きには、「女性の月経は、子宮の内壁を覆っている膜(子宮内膜)が剥れ落ち、血液(経血)と共に排出される生理現象で、一生のうち妊娠可能な期間に、妊娠期間中などを除き、ほぼ毎月、周期的に起こる。月経周期は、個人差があり、約21日~40日と幅がある。」とあります。
数字の入れ替え問題は、あまりないと思いますが、出しやすいところなので、憶えておくべきです。
婦人薬の対象となる症状の「月経前症候群」に、数字が登場します。
「特に、月経の約10~3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、抑鬱などの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という」とあります。
ここは、実に「ひっかけ」のあるところです。
「“2週間前”に現れる」とか、「約10~3日“後”」などと出題されているので、正確に押えましょう。
あまり出ないですが、念のため、チェックだけを入れておきます。
手引きには…、
「内服で用いられる婦人薬は、比較的作用が穏やかで、ある程度長期間使用することによって効果が得られるとされる。」
「効果の現れ方は、症状や使用する人の体質、体の状態等により異なるが、効果がみられないのに漫然と使用を継続することは適当でない。1ヶ月位使用して症状の改善がみられず、日常生活に支障を来すようであれば、医療機関を受診するなどの対応が必要である」とあります。
漢方処方製剤によくある、長期連用の数字だと把握しておきましょう。
「アレルギー用薬」の「受診勧奨」に、数字が出ています。
手引きには、「蕁麻疹や鼻炎等のアレルギー症状に対する医薬品の使用は、基本的に対症療法である。一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)は、一時的な症状の緩和に用いられるものであり、長期の連用は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である」とあります。
「ア・レ・ル・ギ・ー」の5文字で「5」を憶えるといいでしょう。
アレルギー用薬の「ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)」の「クロモグリク酸ナトリウム」に数字が出ています。
手引きには…、
「アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効であり、アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人では、使用する前にその適否につき、専門家に相談する等、慎重な考慮がなされるべきである。
「3日間使用して症状の改善がみられないような場合には、アレルギー以外の原因による可能性が考えられる」
…とあります。
「3日間」と、限定されているので、念のため、押えておきましょう。
次に、使用上の注意にて、数字が出ています。
「なお、症状の改善がみられた場合であっても、2週間を超えて使用した場合の有効性、安全性に関する科学的データは限られていること、また、鼻アレルギーの要因に対する改善策(花粉、ハウスダスト等のアレルゲンの除去・回避)を講じることも重要であることから、使用の適否につき専門家に相談しながら慎重な判断がなされるべきである」とあります。
「クロモグリク酸ナトリウム」が頻出成分なので、数字も、押さえておくべきです。
憶え方あります。「クロモグリク酸ナトリウム」を、参考をば。
「鼻に用いる薬」では、「受診勧奨」に、数字があります。
手引きには…、
「一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、蓄膿症などの慢性のものは対象となっていない。鼻炎用点鼻薬には、それらの症状を緩和する働きはあるが、その原因そのものを取り除くわけではない。」
「また、アドレナリン作動成分のように、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれがある成分も配合されていることから、長期連用は避けることとされており、3日位使用しても症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続せずに医療機関(耳鼻科)を受診するなどの対応が必要である」とあります。
「鼻炎」の「びえん」の3文字や、「点鼻」の「てんび」の3文字で、「3日位」を憶えるとよいでしょう。
「医薬品」の数字は、こちらに続きます。
登録販売者の『数字』ですが、以下のページも参考にしてみてください。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする