本問は、「適正使用」の「してはいけないこと‐基礎疾患」についての問題です。選択肢は頻出論点ばかりですが、内容が内容だけに、確答は厳しいです。落としても仕方のない問題です。過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。復習だけはしておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「糖尿病 ― カフェインを主薬とする眠気防止剤」ですが、誤った記述です。
「カフェイン」で「使用しない」となるのは、基礎疾患では、心臓病、胃潰瘍、胃酸過多です。
選択肢の言う「糖尿病」で、「使用しない」となるのは、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
当該カフェインは、「適正使用」において、実によく出るので、押えておきましょう。
参考:アレルギー症状のある人
参考:基礎疾患のある人
参考:次の症状がある人
参考:連用しない各種
参考:特徴系+その他
選択肢bの「心臓病 ― 芍薬甘草湯」ですが、正しい記述です。
芍薬甘草湯は、「適正使用」で出てくる代表的な漢方処方製剤です。
「芍薬甘草湯…心臓病」は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「甲状腺機能障害 ― 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬」ですが、誤った記述です。
「甲状腺機能障害」の人が「使用しない」となるのは、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
参考:基礎疾患のある人
選択肢の言う「抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬」が「使用しない」となるのは…、
「基礎疾患のある人」で、「不眠の人・不眠症の人」、
「小児」で「15歳未満の小児」、
…と、なっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬」ですが、「飲酒しない」にも関わってくるので、押えておきましょう。出題実績あります。
選択肢dの「高血圧 ― プソイドエフェドリン塩酸塩」ですが、正しい記述です。
他の問題でも言いましたが、当該プソイドエフェドリン塩酸塩ですが、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、糖尿病と「基礎疾患」のてんこ盛りなので、押えておきましょう。
参考:基礎疾患のある人
よって、選択肢は、「正」となります。
また、当該プソイドエフェドリン塩酸塩ですが、「使用しない」では、頻繁に出てくる要注意成分です。
挙げていくと…、
…に、出てきます。優先して、押えておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする