本問は、「適正使用」の「医薬品副作用被害救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「遺族一時金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合、遺族の生活の 立て直し等を目的として給付されるもので、最高10年間を限度とする。」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「遺族年金」です。
選択肢の言う「遺族一時金」ですが、「生計維持者以外の人が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族に対する見舞等を目的として給付されるもの(定額)」です。
テキストで確認しておきましょう。
まあ、“一時金”なのに、「10年」ウンヌンはないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「障害年金は、医薬品の副作用によって一定程度の障害の状態にある18歳以上の 人の生活補償等を目的に給付され、請求期限はない。」ですが、正しい記述です。
内容と請求期限、ともども、正しいです。
障害年金・障害児養育年金は、「請求期限なし」なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「医薬品を適正に使用して生じた健康被害であれば、医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度なものについても給付対象となる。」ですが、誤った記述です。
「治療を要さずに寛解したような軽度なもの」ですが、救済制度の対象外です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一般用検査薬、殺虫剤による健康被害は、救済制度の対象とならない。」ですが、正しい記述です。
「救済制度」の対象外のものは、要指導医薬品又は一般用医薬品では…、
・殺虫剤・殺鼠剤
・殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)
・一般用検査薬
・一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
…となっています。
また…、
・製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
・無承認無許可医薬品(健康食品・個人輸入の医薬品を含む)
…となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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