登録販売者 宮城県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午前第31問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「止瀉薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

宮城県 午前第31問‐止瀉薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「収斂成分を主体とする 止瀉薬は、腸の運動を鎮める作用があり、細菌性の下痢や食 中毒のときの下痢症状を鎮めるのに適している」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「細菌性の下痢や食 中毒のときの下痢症状を鎮めるのに適している」のところです。

 「逆」ですね。

 手引きには…、

 「収斂成分を主体とする止瀉薬については、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の 運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。」

 「急性の激しい下痢又は腹痛・腹部膨満・吐きけ等の症状を伴う人では、細菌性の下痢や食中毒が疑われるため、安易な 使用を避けることが望ましいとされている」

 …とあります。

 よって、適してないと相なります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「次硝酸ビスマスは、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「次硝酸ビスマス」のところです。

 正しくは、「タンニン酸アルブミン」です。

 定番論点です。牛乳アレルギーが出るのは、「タンニン酸アルブミン」です。

 「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」も、参考にしてください。

 なお、「次硝酸ビスマス」ですが、禁忌に「長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れた との報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている」があります。

 これも押えておきましょう。出ます!

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「ロペラミド塩酸塩は、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又 は機械類の運転操作を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 「ロペラミド塩酸塩」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、 乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。」

 「また、中枢抑制作用が増強するおそれが あるため、服用時は飲酒しないこととされている」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。禁忌は、すべて、精読しておいてください。

 なお、「適正使用」でも、ドンドコ出る成分です。「運転操作しない」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「腸内殺菌成分の入った 止瀉 薬は、下痢の症状が出る前に服用することが望ましい」ですが、誤った記述です。

 「腸内殺菌成分」ですが、手引きには…、

 「腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させるこ ともあるので、あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服 用にとどめるべきである」

 …とあります。

 基本的に、医薬品の予防的な使用は、大概、「×」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ薬

 22問:痛みが起こる仕組み

 23問:解熱鎮痛薬

 24問:漢方処方製剤(鎮痛)

 25問:眠気を促す薬

 26問:カフェイン

 27問:乗物酔い防止薬

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:口腔咽喉薬及び含嗽薬

 30問:胃に作用する薬

 31問:止瀉薬

 32問:腸に作用する薬

 33問:駆虫薬

 34問:心臓に作用する生薬

 35問:心臓に作用する薬

 36問:高コレステロール改善薬

 37問:貧血

 38問:貧血用薬

 39問:鉄製剤

 40問:循環器用薬

 41問:外用痔疾用薬

 42問:泌尿器用薬

 43問:月経及び婦人薬

 44問:婦人薬の相互作用及び受診勧奨

 45問:内服アレルギー用薬

 46問:鼻炎用点鼻薬

 47問:眼科用薬

 48問:眼科用薬の配合成分

 49問:皮膚に用いる薬

 50問:外皮用薬の配合成分の副作用

 51問:外皮用薬の配合成分

 52問:歯痛・歯槽膿漏薬

 53問:口内炎及び口中に用いる薬

 54問:禁煙補助剤

 55問:ビタミン主薬製剤

 56問:滋養強壮保健薬

 57問:漢方の特徴・基本的な考え方

 58問:生薬成分

 59問:消毒薬

 60問:一般用検査薬

令和6年度 宮城県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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