令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「眠気を促す薬」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮 などが現れることがある。」ですが、正しい記述です。
「眠気を促す薬」の抗ヒスタミン成分ですが、「小児及び若年者」だと、選択肢の言う神経過敏や中枢興奮が起きて、眠れなくなるというズンドコ成分です。
手引きには…、
「小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが 現れることがある。」
「特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタ ミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける」
…とあります。
抗ヒスタミン成分ですが、これ以外に、禁忌が多々あります。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「生体内情報伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・ 覚醒 に関与する部 位で神経細胞の刺激を介して、 覚醒 の維持や調節を行う働きを担っている」ですが、正しい記述です。
「ヒスタミン」の正しい記述です。
こういう記述も出るようになっています。テキストは、遺漏なく、読んでおきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると眠気を促すが、ニコチン酸アミドは、抗 ヒスタミン成分の中でも特にこのような中枢作用が強い」ですが、誤った記述です。
選択肢にある「ニコチン酸アミド」ですが、これは、「眠気を防ぐ薬」に出てくる「眠気による倦 怠感を和らげる補助成分」です。
選択肢に該当する「中枢作用が強い」抗ヒスタミン成分は、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」です。
当該ジフェンヒドラミン塩酸塩は、要注意成分なので、ガチで、精読しておいてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ブロモバレリル尿素は、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべ きである」ですが、正しい記述です。
「鎮静成分」の「ブロモバレリル尿素」の正しい記述です。
手引きには…、
「ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠し ていると思われる女性は使用を避けるべきである。」
…とあります。
当該ブロモバレリル尿素は、これ以外にも、禁忌てんこ盛りなので、しっかりテキストを読み込んでおいてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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