令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「貧血用薬」についての問題です。基礎・基本事項ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「貧血用薬は、消化器系への副作用を軽減するため、食前に服用することが望ましい。」ですが、誤った記述です。
設問では、「消化器系への副作用を軽減する」時のことを聞いています。
副作用を減らすなら、「食後に服用する」です。
手引きには…、
「鉄分の吸収は空腹時のほうが高い とされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい」
…とあります。
ちょいヤヤコシイので注意してください。
よく効くのは空腹時だけど副作用が出るので食後、といった塩梅です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、 骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
コバルトの正しい記述です。
「硫酸コバルト」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ビタミンB6は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用い られる」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的」は、ビタミンCです。
設問の「ビタミンB6」は、「ヘモグロビン産生に必要」な成分です。
こういうマイナーなビタミン成分がドンドコ出ています。
「医薬品 その他系のビタミン成分」を活用願います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「貧血用薬の主な副作用として、悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、 下痢等の胃腸障害が知られている」ですが、正しい記述です。
【主な副作用】からの出題で、「貧血用薬」の副作用の正しい記述です。
挙げると…、
「貧血用薬(鉄製剤)の主な副作用として、悪心(吐きけ)、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢等の胃腸障害が知られている」
…となっています。
副作用は、そのすべてが出るようになっているので、意識して当たってください。(ガチ暗記はしないでいいですが、精読はしておきましょう。)
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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