タンニン酸アルブミンは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「収斂成分(止瀉成分)」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
ご存じのように、「タンニン酸アルブミン」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「収斂成分(止瀉成分)」に登場します。
市販薬には、「
【第2類医薬品】ビオフェルミン止瀉薬 12包
」などがあります。
当該成分は、あまり試験に出ませんが、食べ物アレルギーの論点があるので、優先順位は「高い」です。後述する「試験のポイント」には、目を通しておいてください。
当該成分は…、
① タンニン酸アルブミンのアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質成分であるため、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「タンニン酸アルブミンのアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質成分であるため、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある」ですが、そのとおりの記述です。
これは、固有論点なので、実によく出ます。細かいところまで、きっちり押えておいてください。
よって、①は、「○」となります。
なお、食べ物アレルギーに関する論点を、「食べ物アレルギー系(鶏卵アレルギー・牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」にまとめています。お目汚しください。
「収斂成分(止瀉成分)」ですが、成分全般の注意事項があります。
まず、最も出るのが「使用上の注意」です。
細菌性の下痢や食中毒のときに使用すると、かえって症状を悪化させるおそれがあります。
本試験では、たとえば、「収斂成分の配合された止瀉薬は、細菌性の下痢や食中毒のときに使用するのが望ましい」などと出題されます。言うまでもなく、「×」です。
次に、「医師などに相談する」があります。
「急性の激しい下痢、腹痛・腹部膨満感・吐き気をなどを伴う下痢の症状にある人」は、使用する前に、「医師などに相談する」となっています。
先に述べたように、タンニン酸アルブミンのアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質成分(カゼイン)から抽出されるため、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要があります。
本当によく出ます。
タンニン酸アルブミンですが、「ショック(アナフィラキシー)」の生じる成分なので、押えておきましょう。
手引きには…、
「タンニン酸アルブミンについては、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。」
…とあります。
最近では、「ショック(アナフィラキシー)」が問われるようになっているので、該当する成分を、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「
【第2類医薬品】ビオフェルミン止瀉薬 12包
」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「収斂成分(止瀉成分)」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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