令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「循環器用薬」についての問題です。生薬と漢方処方製剤の選択肢が2つありますが、解けなくても最終解答を導けます。ただ、循環器用薬の生薬と漢方処方製剤は、意外に量が少ないので、これを機に、押さえておいてもいいかと思います。復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされる。」ですが、正しい記述です。
「コウカ」の正しい記述です。
よく出ます!キーワードの「うっ血」ともども、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血 液循環の改善効果を示すとされる」ですが、正しい記述です。
「ユビデカレノン」の正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ルチンは、ニコチン酸 を遊離させ、そのニコチン酸の働きによって、末梢の血液循 環を改善する作用を示すとされる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ルチン」のところです。
選択肢の記述は、「ヘプロニカート」や「イノシトールヘキサニコチネート」のものです。
「ルチン」は、「ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用い られる」です。
こういうマイナーな成分も出ます!シッカリ見ておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「七物降下湯 は、生薬成分であるダイオウを含み、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢し やすい人、だらだら出血が長引いている人では激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現 れやすい。」ですが、誤った記述です。
「七物降下湯」は、ダイオウを含みません。
選択肢の述べている漢方処方製剤は、「三黄瀉心湯」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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