令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「漢方の特徴・基本的な考え方」についての問題です。漢方処方製剤の問題です。選択肢のうち1つが特に難しくて、初見では、解けないと思います。こういう出題もあるので、傾向把握の一環としても、見ておきましょう。難しいです。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、 有効性及び安全性を確保するために重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっ ても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。よく出るので、ガチ暗記です。
特に、数字の「生後3ヶ月未満」は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「漢方処方製剤は、生薬を組み合わせて配合された医薬品で、個々の有効成分(生薬 成分)の薬理作用を主に考えて、それらが相加的に配合されたものである」ですが、誤った記述です。
難問です。初見では、わからんですよ。
間違っているのは、「漢方処方製剤」のところです。
正しくは、「生薬製剤」です。
手引きには…、
「生薬製剤は、生薬成分を組み合わせて配合された医薬品で、成分・分量から一見、漢方薬的に 見えるが、漢方処方製剤のように、使用する人の体質や症状その他の状態に適した配合を選択す るという考え方に基づくものでなく、」
「個々の有効成分(生薬成分)の薬理作用を主に考えて、そ れらが相加的に配合された、西洋医学的な基調の上に立つものであり、」
「伝統的な呼称(「○○丸」 等)が付されているものもあるが、定まった処方というものはない。」
…とあります。
こんな記述がこんな風に問われてます。テキスト読んどかないと気づかんですよ。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「漢方の病態認識には虚実、陰陽、気血水、五臓などがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「虚実、陰陽、気血水、五臓」の暗記は無用ですが、目だけは通しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:3
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