登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第18問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「サリドマイド及びサリドマイド訴訟」についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。

第18問‐サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 スモン訴訟の基礎問題です。

 苦手な人は、「スモン・スモン訴訟のポイントまとめ」や「薬害訴訟(CJD訴訟,HIV訴訟,スモン訴訟,サリドマイド訴訟)の共通事項+まとめ」を、一読してください。

選択肢a

 選択肢aの「サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用した ことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対 する損害賠償訴訟である。」ですが、正しい記述です。

 「サリドマイド訴訟」の基本論点です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「サリドマイドは、催眠鎮静成分として承認され、その鎮静作用を目的とし て、胃腸薬にも配合された。」ですが、正しい記述です。

 「催眠鎮静成分」と「胃腸薬」も、定番論点です。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「サリドマイドは副作用として血管新生を促進する作用があったため、胎 児に先天異常が発生した。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「血管新生を促進する作用」のところです。

 正しくは、「血管新生を妨げる作用」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「サリドマイドによる薬害事件は、日本のみならず世界的にも問題となっ たため、世界保健機関(WHO)加盟国を中心に、各国における副作用情報 の収集体制の整備が図られた。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「サリドマイドによる薬害事件は、日本のみならず世界的にも問題となったため、WHO加 盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情 報の収集体制の整備が図られることとなった。 」

 …とあります。

 制度創設は、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:免疫・アレルギー

 6問:医薬品と副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品とアルコールの相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品の対処範囲

 16問:登録販売者の販売姿勢

 17問:薬害訴訟

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

みんなとシェアする