登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第10問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「小児等 」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第10問‐小児等

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、幼児とは、 おおよその目安として、1歳以上7歳未満をいう。」ですが、正しい記述です。

 幼児の正しい数字です。

 ド頻出の数字です。「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長いため、服用した医薬 品の吸収率が相対的に高い。」ですが、正しい記述です。

 これも、ド定番論点です。

 「小児・・・腸長い、吸収高い」は、ガチ暗記してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「小児は、大人と比べて血液脳関門が発達しているため、中枢神経系に影響 を与える医薬品で副作用を起こしにくい。」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違ってます

 正しい記述は、「血液脳関門が未発達であるため、」

 「吸収されて循環血液中に 移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こ しやすい」です。

 だからこそ、小児の禁忌があるわけですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「乳児は状態が急変しやすく、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくい ため、基本的には医師の診療を受けることが優先される。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 乳児の場合は、医師の診療を受けることが優先されます。

 薬の使用は、「一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の 診療を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましい。」となっています。

 こういう、一般常識的なものは問題にしやすいです。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:免疫・アレルギー

 6問:医薬品と副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品とアルコールの相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品の対処範囲

 16問:登録販売者の販売姿勢

 17問:薬害訴訟

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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