登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第11問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「高齢者」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第11問‐高齢者

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般に生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下している と若年時と比較して副作用を生じるリスクが低くなる。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢ですね。

 間違っているのは、「副作用を生じるリスクが低くなる」のところです。

 正しくは、「副作用を生じるリスクが高くなる」です。

 リスクが低くなるのは喜ばしいことなわけで、高齢者が禁忌にならなくなりますね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によっ て基礎疾患の症状が悪化することはない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「一般用医薬品の使用によっ て基礎疾患の症状が悪化することはない」のところです。

 そんなことないわーと、常識で判断できますね。

 基礎疾患が悪化するからこそ、「適正使用」に「高齢者」の禁忌があるわけですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥 下障害)場合が あり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難 しい場合等があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:免疫・アレルギー

 6問:医薬品と副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品とアルコールの相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品の対処範囲

 16問:登録販売者の販売姿勢

 17問:薬害訴訟

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

みんなとシェアする