登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第6問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「医薬品と副作用」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

第6問‐医薬品と副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は、副作用に含まれない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「副作用に含まれない」のところです。

 眠気や口渇等は、比較的よく見られるものですが、副作用扱いです。

 手引きには…、

 「副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被 害を生じる重大なものまで様々であるが、」

 「どのような副作用であれ、起きないことが望ましい

 …とあります。

 特に、眠気は、注意すべき副作用です。「適正使用」の「運転操作しない」の論点を思い出してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「一般用医薬品は、通常、重大な副作用を回避することよりも、その使用を 中断することによる不利益を回避することが優先される。」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違ってます

 手引きには…、

 「通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な 副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとさ れており」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、明確な自覚症状と して現れないこともある。」ですが、正しい記述です。

 その例として、「消化性潰瘍」や「軽度の肝機能障害」があります。

 併せて、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等から副作用の発生 の経過を十分に聴き、副作用の状況次第では、購入者等に対して、速やかに 適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「受診勧奨」は、登録販売者の重要な業務の1つです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:免疫・アレルギー

 6問:医薬品と副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品とアルコールの相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品の対処範囲

 16問:登録販売者の販売姿勢

 17問:薬害訴訟

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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