本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「この医薬品は12歳未満の小児には使用できないことから、本人が使用 することを確認した。」ですが、正しい記述です。
この薬には、「麻薬性鎮咳成分」の「ジヒドロコデインリン酸塩」が入っています。
手引きには…、
「コデインリン酸塩水和物及びジヒドロコデインリン酸塩は、依存性がある成分であることに留意する必要がある。」
「また、これらの咳止め成分は12才未満の小児には使用禁忌となっている」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「授乳中の人は、この医薬品を服用しないか、服用する場合は授乳を避ける 必要があると購入者に説明した。」ですが、正しい記述です。
この薬には、「麻薬性鎮咳成分」の「ジヒドロコデインリン酸塩」が入っています。
当該ですが…、
「母乳移行により乳児でモルヒネ中毒が生じたとの報告があり、授乳中の人は服用しないか、授乳を避ける必要がある」
…とあります。
当該ジヒドロコデインリンは、「適正使用」でも出ます。「使用しない 女性系」を参考にしてください。
また、この薬には、「カフェイン」も入っており…、
「摂取されたカフェインの一部は乳汁中に移行する。乳児は肝臓が未発達なため、カフェインの代謝にはより多くの時間を要する」
したがって、授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合 には、乳児の体内にカフェインが蓄積して、頻脈や不眠等を引き起こす可能性がある。そのため、 授乳期間中はカフェインの総摂取量が継続して多くならないよう留意する」
…という禁忌もあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「この医薬品には、鎮咳成分、去痰成分及び抗ヒスタミン成分が含まれるこ とを説明した。」ですが、正しい記述です。
「鎮咳成分」として「ジヒドロコデインリン酸塩」が…、
「去痰成分」として「グアイフェネシン」が…、
「抗ヒスタミン成分」として「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が入っています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「この医薬品を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けるよう説 明した。」ですが、正しい記述です。
この薬には…、
「鎮咳成分」として「ジヒドロコデインリン酸塩」が…、
「抗ヒスタミン成分」として「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が入っています。
この成分は、眠気が生じるので、「運転操作しない」の注意があります。
参考:運転操作しない
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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