本問は、「医薬品」の「消毒薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「酸性やアルカリ性の消毒薬が目に入った場合は、中和剤を使って早期に 十分な時間(15分間以上)洗眼するのがよい。」ですが、誤った記述です。
中和剤を使ってはいけません。十分な水洗が必要です。
手引きには…、
「酸をアルカリで中和したり、アルカリを 酸で中和するといった処置は、熱を発生して刺激をかえって強め、状態が悪化するおそれが あるため適切ではない」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の数字の「15分間以上」は、正しいです。数字は、常に狙われています。「医薬品の数字11」を一読をば。
選択肢bの「サラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は、強い酸化力により、一般細菌類、 真菌類に対し殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する作用はな い。」ですが、誤った記述です。
「サラシ粉」ですが、ウイルスにも効果があります。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「エタノールは、微生物のタンパク質の変性作用を有し、結核菌を含む一般 細菌類のみならず、真菌類に対しても殺菌消毒作用を示す」ですが、正しい記述です。
「エタノール」の正しい記述です。
選択肢の言うように、「アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、それらの作用を消失させる」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「クレゾール石ケン液の原液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、大部分 のウイルスに対して殺菌消毒作用を示す」ですが、誤った記述です。
「クレゾール石鹸液(ポリアルキルポリアミノエチルグリシン塩酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル)」ですが、ウイルスには効果がありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
正解:3
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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