本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬の受診勧奨」についての出題です。「解熱鎮痛薬」の「受診勧奨」を正面から問うた問題です。テキストを精読していないと、解けないです。新しい傾向の問題なので、傾向把握の一環として、チェックしておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
「解熱鎮痛薬」の「受診勧奨」のケースですが、手引きには…、
「発熱している患者で、激しい腹痛や下痢などの消化器症状、息苦しいなどの呼吸器症状、排尿時の不快感等の泌尿器症状、又は発疹や痒みなどの皮膚症状等を伴っている場合や、」
「発熱が1週間以上続いているような場合は、」
「単なるかぜが原因ではなく、かぜ以外の感染症やその他の重大な病気が原因となっている可能性がある。」
「略」
「関節痛については、歩くときや歩いたあとに膝関節が痛む場合、関節が腫れて強い熱感があ るという場合、又は、起床したときに関節にこわばりがあるような場合は、関節リウマチ、痛 風、変形性関節炎等の可能性が考えられる。」
「月経痛(生理痛)については、年月の経過に伴って次第に増悪していくような場合には、子 宮内膜症等の可能性が考えられる。」
「頭痛については、頭痛が頻繁に出現して24時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用して も痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。」
「特に、頭痛の頻度と程度が次第に増してきて耐え難くなった場合や、これまで経験したことがないよ うな突然の激しい頭痛、手足のしびれや意識障害などの精神神経系の異常を伴う頭痛が現れた ときには、くも膜下出血等の生命に関わる重大な病気である可能性が疑われる。」
…とあります。
シッカリとテキストを精読していないと、解けないです。
今後の定番問題となりそうです。わたしが出題者なら、出します!
何回も、テキストを読み込んでおきましょう。
選択肢aの「激しい腹痛や下痢などの消化器症状を伴う発熱」ですが、「受診勧奨」のケースです。
先の解説の太線部分にあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「1週間以上続く発熱」ですが、「受診勧奨」のケースです。
先の解説の太線部分にあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「年月の経過に伴って次第に増悪していくような月経痛」ですが、「受診勧奨」のケースです。
先の解説の太線部分にあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「起床時に関節のこわばりを伴う関節痛」ですが、「受診勧奨」のケースです。
先の解説の太線部分にあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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