本問は、「適正使用」の「安全対策」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「2003年5月までに、インターフェロン製剤の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が、計2 6例報告され、厚生労働省では、同年6月、インターフェロン製剤につき使用上の注意の改訂を指示した。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「インターフェロン製剤」のところです。
正しくは、「一般用かぜ薬」です。
「インターフェロン製剤」が出てくるのは、小柴胡湯による間質性肺炎ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「慢性肝炎患者が大柴胡 湯 を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例があった ことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して緊急安全性情報の配布が指示され た。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「大柴胡 湯」のところです。
正しくは、「小柴胡 湯」です。
ド定番論点ですよ!
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「解熱鎮痛成分としてアミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副 作用(ショック)で死亡例が発生し、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、製品の回収が要請された。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
テキストで確認しておきましょう。
「アミノピリン、スルピリン」と「アンプル入りかぜ薬」も、よく出ます。「適正使用」だけに出てくる成分なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻充血や結膜充血を除去し、鼻づまり等の症状の緩和 を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳 去痰 薬、かぜ薬等に配合されていたが、PPAが配合された一般用医 薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことなどから、厚生労働省は関係製薬企業等に対し、 プソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えを指示した。」ですが、正しい記述です。
選択肢の太文字部分がキーワードです。
穴埋め問題でも出るので、しっかり見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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