登録販売者 東京都 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第116問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

東京都 第116問‐救済制度

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医療機関が、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に対して給付請求を行うこととされている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「医療機関」のところです。

 正しくは、「本人(又は家族)」です。

 定番論点です。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「救済給付の対象となるには、医薬品が適正に使用されていることが基本となるが、不適正な使用による 健康被害であっても、重い後遺障害が残った場合は、給付対象となる。」ですが、誤った記述です。

 んなーこたないですね。

 「不適正な使用」は、救済制度の対象外です。

 たとえ、重い後遺障害が残ったとしてもです。自業自得ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「副作用による疾病のため、入院治療が必要と認められるが、やむをえず自宅療養を行った場合について も、救済給付の対象となる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、製造業者から年度ごとに納付される拠出金が充 てられるほか、事務費については、その3分の2相当額は国庫補助により賄われている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「3分の2相当額は国庫補助」のところです。

 正しくは、「2分の1相当額は国庫補助」です。

 定番の数字問題です。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

適正使用

 101問:添付文書

 102問:添付文書の使用上の注意

 103問:製品表示の記載

 104問:使用しないこと‐喘息

 105問:使用上の注意

 106問:プソイドエフェドリン塩酸塩

 107問:相談すること‐基礎疾患

 108問:相談すること‐鎮暈薬

 109問:事例問題

 110問:相談すること‐緑内障

 111問:安全性情報

 112問:報告制度

 113問:企業からの副作用等の報告

 114問:副作用情報等の評価及び措置

 115問:副作用の報告

 116問:救済制度

 117問:救済制度の給付

 118問:救済制度の対象

 119問:安全対策

 120問:啓発活動

令和7年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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