本問は、「医薬品」の「寄生虫、駆虫薬及びその配合成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「回虫や蟯虫の感染は、その感染経路から、通常、衣食を共にする家族全員にその可 能性がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
配偶者からうつされたら、目も当てられませんね。一度、保健所に配偶者を連れていきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「回虫は、肛門から這い出してその周囲に産卵するため、肛門部の痒みやそれに伴う 不眠、神経症を引き起こすことがある。」ですが、誤った記述です。
選択肢のような「肛門から這い出してその周囲に産卵する」のは、「蟯虫」の方です。
選択肢の「回虫」ですが、手引きには…、
「孵化した幼虫が腸管壁から体組織に入り込んで体内を巡り、肺に達した後に気道から再び消化管内に入って成虫となる。」
「そのため腹痛や下痢、栄養障害等の消化器症状のほか、呼吸器等にも障害を引き起こすことがある」
…となっています。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「駆虫薬は、腸管内に生息する虫体のほか、虫卵にも作用する。」ですが、誤った記述です。
一般用医薬品の駆虫薬は、腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合) には駆虫作用が及ばないです。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ピペラジンリン酸塩は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。」ですが、誤った記述です。
何にどう効くのかは、「駆虫薬」のド定番論点です。
選択肢の「ピペラジンリン酸塩」ですが、「アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用」です。
選択肢の言う「蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑え」ウンヌンなのは、「パモ酸ピルビニウム」です。
「駆虫薬の回虫・蟯虫の憶え方と語呂合わせ‐カイニン酸・サントニン・ピペラジンリン酸塩・パモ酸ピルビニウム」などで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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